「式日」

2000年日本

エバの庵野秀明監督による実写映画。
現実世界を隔離して生活を送る少女の孤独で病的な精神世界を描く。

映画監督の岩井俊二が出てるのでてっきり岩井作品だと思って観てて
クレジットで庵野作品だと知って、、まあ、それはそれで納得。
なんか2人の合作のような感じがする作品。

2人の監督よりも重要なのは主演の女性。
一体何者？

なんと！主演であり！原作者だと！

なんかいろいろ合点がいく。この作品は彼女が存在してこその作品。
見事に心奪われる、というか、、
視聴者もそれを撮ってる監督に憑依してしまう気がする。

え？スティーヴン・セガールの娘？
うむむ、、この原作はその背景も含んでいるのか。。。

庵野曰く「100人中１人が良いと思えば良い」と言ってるがこの作品が刺さる人はもっといると思う。
好き嫌いは見事に分かれて当然だが個人的にはとても残る痛い痛い1本。

https://www.youtube.com/watch?v=eOg_n-zvIZk

「プール」

2017年アメリカ
原題:12 Feet Deep

手違いにより閉館間際のプールに閉じ込められた美人姉妹の運命はいかに？！なパニックもの。

いきなり冒頭で『ソウ』の殺人鬼ジグソウ役の役者が出てて不穏な空気があったけど、、、
それはちょい役で普通にパニックものでした。笑

それにしても蓋付きプールが存在するとはびっくり！
日本にもあるんかねえ？

それにしてもプールのみの撮影、
そりゃあ役者さんも大変だったろうね、、な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=9fgWDx0ktoc

「皆さま、ごきげんよう」

2015年フランス,アメリカ
原題:CHANT D'HIVER/WINTER SONG

うーん、、、一言で言えば訳解らんヘンな映画になるのかな。

パリのいろいろな人々の他愛ない日常（けっこうエグイシーンもコミカルに）を描く群像劇とでも言うべきか。

後半いろいろ伏線回収ではないけど、
ああ、なるほど、なんて感じが、、、
結局、なんてことないんだけど、、、
じわじわと、、、人間讃歌だなと、、、クル。。。

とにかく不思議な作品。大人な方はどーぞ、、、な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=KMQ_-Qog7sE

「殺意の誓約」

2016年アイスランド
原題:Eiðurinn／THE OATH

愛する娘を悪党から守るため、ある完全犯罪を思いついた医師の男の話。
主演の役者さんが監督、脚本も！頑張るなあ。。。

完全に娘を持つ父の気持ちで観てしもうた。
いやあ、解るよ、、オレもそうするかも、ね。

父ばかりがワルイわけじゃねーよ！と叫びたくなるオヤジ泣きの1本。

https://www.youtube.com/watch?v=Tbq8Fq_Z2CQ

「ブルーハーツが聴こえる」

2017年日本

ロックバンドTHE BLUE HEARTSの楽曲をテーマとした6人の監督によるオムニバス形式の映画。
SFからドキュメンタリー風までいろいろな作風あり。

個人的にはお笑いの東京03の角田晃広扮するオヤジと2人の女子高生のコントのような掛け合いが面白かった。
あと、死んだ女性をあきらめきれない男を演じた永瀬正敏の狂気ぶりもナイス！
福島原発近辺のロケもよく頑張ってる！

ちなみに6話中1本にちょい役で新井浩文が出てたんだけど、、、
今後この作品も世間から葬られていくのかね？

いやいや、作品に罪は無い！
こんなことで目くじら立てる暇があったらもっと突っ込むべき事は我が国に沢山あるだろ？！！
ばかちんがっ！！！

https://www.youtube.com/watch?v=p7QAcm3qHZM