2021年アメリカ |
原題:Here Today |
上映時間:116分 |
認知症が進行している事を家族にも言えず苦悩するベテランコメディ作家が |
偶然出会った無名シンガーな黒人女性と出会って、、てなヒューマンドラマ。 |
監督、脚本、主演、製作はビリー・クリスタル。監督作は20年ぶり。 |
他の出演はティファニー・ハディッシュ、ペン・バッジリー、ローラ・ベナンティ、ルイーザ・クラウゼ、アンナ・ディーヴァー・スミス、シャロン・ストーン。 |
イイものの定義はどの業界においても時代と共に変化していき、老兵は疎ましがられる。 |
家族との確執、認知が進む自分の不安な未来、、、 |
なんか人ごとじゃなく、久しぶりに思いっきり主人公に感情移入して視聴。 |
とは言ってもコメディ業界な話なんでユーモアも楽しめた。 |
有名人蝋人形館の映像って今まで映画のシーンで観た記憶が無いんだけど、 |
なかなか笑えたんだけど、肖像権みたいなものってどうなってるんだろね? |
座右の銘になりそうなシンプルでさりげない名台詞が随所に、、 |
「喜びを分かち合えるのも大事だが苦しみを癒すのはもっと大事」確かにね。 |
でも、一番おお!って思ったセリフは「割と愛してる」 |
うーん、これはありそうで無かったよな。ナイス! |
心が疲れてる人にオススメな1本。 |
『幸せは、ここにある』1月12日(水)デジタル配信開始 |
2022年日本・フランス |
上映時間 114分 |
在日クルド人の少女が、在留資格を失ったことをきっかけに家族と共に窮地に追い込まれる、、、 |
てなリアルな社会派ドラマ。 |
監督、脚本は商業映画初の是枝裕和監督率いる映像制作者集団「分福」の若手監督・川和田恵真。 |
出演は嵐莉菜、奥平大兼、アラシ・カーフィザデー、平泉成、池脇千鶴、韓英恵、藤井隆。 |
移民、難民の事情をこうやって改めて観せられるとその深刻さに居たたまれなくなる。 |
でも、主演の女の子自身が多国籍のハーフでめちゃ可愛くて美人なのがエンタメね。 |
で、その家族役の父、妹、弟も本当の彼女の家族という事でリアリティ満載。 |
いやあ、ナイスキャスティング!そこ大事よね。 |
監督さんもハーフ美人だからより心情的な共感があるのかもしれないね。 |
少年役の子はこれまたヘヴィーな社会派映画の「MOTHER マザー」の息子くん。 |
いやあ、今回も抑えた静かな演技が素晴らしい!今後さらに期待出来るよね。 |
どうでも良いけど、、池脇千鶴と藤井隆。 |
いつのまにかの増量姿にビックリ!それはそれでリアリティあって良かったけどね。笑 |
一生懸命に生きる人々に幸あれ!と思わずにいられない1本。 |
『マイスモールランド』予告編【2022年5月6日公開】 |
2019年インド |
原題:Chhichhore |
上映時間 143分 |
受験に落ちたのを悲観して自殺を図って瀕死の息子の為に、、 |
病院へ集まった両親の大学時代の個性的な仲間達、、てな友情青春物語。 |
監督はニテーシュ・ティワーリー。出演はスシャント・シン・ラージプート、シュラッダー・カプール、バルン・シャッルマ、プラティーク・バッバル。 |
やっぱりインド映画ってスゴイな。 |
話は展開も王道だし、オチも定番だし、特別な技法でもないし、尺長いし、、、 |
でも、飽きずに最期まで一気に観れちゃうんだもんな。 |
流石に挿入歌はこんなにいらんやろ、って思ったりもするけど、基本無駄が無いんだよね。 |
顔も名前もインド人の違い解らなくとも、役がニックネームだったり背格好や髪型で明解に違いだしてるし。 |
感心したのは、、大学生時代を振り返る中年達、という話なんだけど、、 |
みんなしっかり違和感なく老けてるんだよなあ。スゴイ。 |
ラストに久しぶりに大団円ダンスがあるんだけど、これも必然性があって良かった。 |
ヒット作「きっと、うまくいく」を意識した似た作品だけど(邦題はモロですね) |
これはこれで文句無しの出来!恐るべしインド映画!な1本。 |
『きっと、またあえる』予告編 |
2021年アメリカ |
原題:C'mon C'mon |
上映時間:108分 |
一人暮らしの中年男が諸事情で9歳の甥っ子の面倒を見る事に、、、 |
最初は噛み合ない中年と少年が徐々に理解し合って、、てなヒューマンドラマ。 |
監督、脚本はマイク・ミルズ。出演はホアキン・フェニックス、ウッディ・ノーマン、ギャビー・ホフマン。 |
最初は全然ピンとこなかったんだけど、徐々に地味ながらジワジワきた。 |
全編モノクロってーのがA24。逆光が写真的でいちいち絵になるんだよね。 |
子供って大人が思うほど子供じゃないし、大人って子供が思うほど大人じゃない、、 |
って、、うーん、確かそうかもね。 |
子役の子、今後活躍していくんだろねえ、、な1本。 |
『カモン カモン』本予告(100秒)|4月22日(金)全国公開 |
2015年ベルギー・イギリス・オランダ |
原題:Kidnapping Freddy Heineken |
上映時間 95分 |
会社経営の資金繰りに困った男が身内と友人ら数人とで、 |
世界的ビール製造会社「ハイネケン」の経営者で大富豪フレディ・ハイネケンの誘拐を実行するクライムサスペンス。 |
監督はダニエル・アルフレッドソン。出演はアンソニー・ホプキンス、サム・ワーシントン、ジム・スタージェス、ライアン・クワンテン。 |
実際に1983年起きた事件を描いてるとのことだが、、、 |
あまり緊張感がなく普通にエンタメ娯楽作になってる。 |
ベルギー映画ってシリアスで重たいイメージだったんだけど、これはしっかりノリノリのエンタメ。 |
犯罪を犯す側にもそれなりの器が必要だよなあ、、って。 |
誘拐されるジジイが、よりによってアンソニー・ホプキンス、、って最強にしか見えないしね。笑 |
実際、服役後に主犯の男は暗殺されたらしいから、、やっぱり身の程知らずの犯罪だったんだろね。 |
『ハイネケン誘拐の代償』 予告編 |