「ボヤージュ・オブ・タイム」

2016年アメリカ
原題：Voyage of Time

宇宙の誕生ビッグバンから現在を経て未来へと至る宇宙の変遷と生命の進化の壮大な物語を、
科学的な考証をもとに、最新の映像技術で描き出した異色作。
監督は「ツリー・オブ・ライフ」「シン・レッド・ライン」のテレンス・マリック。
ナレーターはオリジナル英語版がケイト・ブランシェット。日本語版は中谷美紀。
製作陣の中にブラッド・ピットの名前も。

「ツリー・オブ・ライフ」をさらにストーリーを排除して映像一代叙事詩へと増幅させたような作品。
膨大な映像量なんだけど、どこまでが実写なのか？
CGも使われている割合が分からないくらい巧妙。
生き物やマグマへの接写ってどうやって撮ってるんだろうか？
まあ、そんな事を考えずに視聴するのが正解なんだろうけどね。
これは大きな画面で身を委ねて浸りたい。

死を目前とした今際の時に観たい気もする。
記録のような創りだけどしっかり表現している1本。

https://www.youtube.com/watch?v=NEmQP42TEI8

「ダンケルク」

2017年フランス・オランダ・アメリカ・イギリス
原題：Dunkirk

1940年、フランス北端の海辺の町ダンケルクに追いつめられた英仏40万の兵士たち。
ドイツ敵軍による陸海空3方向からの猛攻撃から生還する事ができるのか？な戦争もの。
監督はクリストファー・ノーラン。出演はフィン・ホワイトヘッド、トム・グリン＝カーニー、ジャック・ロウデン、ハリー・スタイルズ。

こんな地味な戦争映画は初めてかも。
闘う状況というよりは負け戦の中でどう生きて逃げれるか？がテーマだから。
セリフもあまりなく坦々と物語は進んで行く。
なのに、、緊張感は途切れず最期までだれずに一気観。
クリストファー・ノーラン作品という事で構えて観たけど、、彼の術にハマってしまったんだろな。
うまくやられた感あり。
陸、海、空を1週間、1日、1時間で区切るところが彼らしいと言えば彼らしい。

残酷なシーンもほとんどないが妙にリアルな印象の1本。

https://www.youtube.com/watch?v=t5H7ihzcUNs

「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」

2020年日本　　　アニメ

感情を持たない「武器」として育てられた元兵士の少女ヴァイオレット。
戦争生還後「自動手記人形」と呼ばれる手紙の代筆業に従事しながら、
かつて大切なギルベルト少佐に告げられた「愛してる」という言葉の意味を
探しながら人として成長していく感動の物語。
人気アニメの劇場版で完結編。
監督は石立太一。声優は石川 由依、子安武人、浪川大輔、内山 昂輝。。

TVシリーズを一通り観てからの視聴をおすすめ。
数々のエピソードを堪能したあげくのこの落としどころが良いね。
架空の人物でも幸せになってほしいくらいのアニメの力。
潔い結末ですっきり。何よりです。

改めて、京アニの方々のご冥福をお祈りいたします。
名作はいつまでも残ります。

https://www.youtube.com/watch?v=NSIzsFOfd8M

「RUN／ラン」

2020年アメリカ
原題：Run

母親と暮らす生まれつき慢性の病気で車椅子生活の少女が
ある事をキッカケに母親への疑惑が生まれ、、てなサスペンス。
監督は『search/サーチ』のアニーシュ・チャガンティ。出演はキーラ・アレン、サラ・ポールソン 。

オチは早めに解っちゃったんだけど、それはそれで楽しめたしっかりした創り。
もうちょい話広げて濃くても良かった気もするがそれはそれ。

自分が飲んでる薬の効果を調べて見直す事も大事よね。
どちらにせよ、、健康が一番大事だよな、、、ってね。
余談ですが母役の人の眉毛だけが黒々としてるのがなんか怖かった。。。

https://www.youtube.com/watch?v=rOjk5ROoUo8

「ルイの９番目の人生」

2015年イギリス・カナダ・アメリカ
原題：The 9th Life of Louis Drax

生まれた時からことあるごとに怪我や病気で死にかける少年が
9歳になったときに崖から転落して意識不明に、、てな不思議物語。
監督はアレクサンドル・アジャ。出演はサラ・ガドン、エイダン・ロングワース、ジェイミー・ドーナン。

ん？ホラー？ファンタジー？で、結局サスペンスな感じです。
ちょっと想像していたのとは違っていたけど楽しめました。
一応、どんでん返し系でもありました。

この監督さん、後に「オキシジェン」を撮ったんですね。
映像センスナイス！更なる進化を期待します！

https://www.youtube.com/watch?v=fnr66gy9rcM