2018年カナダ・アメリカ |
原題:Freaks |
上映時間:105分 |
超能力も持つが故に自宅にて父から隠匿生活を余儀なくされる幼い娘。 |
我慢出来ずに少女は外に出てしまい、どえりゃー事に!てなSFアクション。 |
監督、脚本はザック・リポフスキー、アダム・スタイン。 |
出演はレクシー・コルカー、エミール ハーシュ、ブルース・ダーン、アマンダ・クルー、グレース・パク。 |
不条理のようだけど、実際こんな力持ってたらこうなるよなあ、、って。 |
子供に理屈言っても解るはずもないしね。そう言う意味では勧善懲悪ばかりでもないリアル。 |
子役の女の子がめちゃ可愛い。でも、憎らしい役でもあるからしっかりその辺も演じられていて、今後が愉しみ。 |
ヤキモキしながら緊張感の中で話は進んでいくのだが、、最期のシーンで思わずズッコケた。笑 |
エンタメとリアルシリアスのバランスってムズカシイよなあ、、な1本。 |
「FREAKS フリークス 能力者たち」予告編 |
2020年メキシコ・フランス |
原題:Nuevo Orden/New Order |
上映時間 86分 PG12 |
裕福な娘マリアンの結婚パーティの日。彼女が暮らす豪邸には、結婚を祝うため政財界の金持ち達が集合。 |
そんな時、町中では貧富の差に対する抗議運動が暴動化し、パーティに暴徒たちが襲撃して、、、 |
監督、脚本はミシェル・フランコ。出演はネイアン・ゴンザレス・ノルビンド、ディエゴ・ボネータ、モニカ・デル・カルメン、ダリオ・ヤスベック・ベルナル。 |
いやあ、久しぶりにがっつり打ちのめされる胸糞系作品。 |
これぞ人間のリアルな汚い本性よね。人間ってやつはよお。。。 |
この監督さん、まだ「父の秘密」しか観てないんだけど、、確かにそれも救いようが無い胸糞。 |
今回はかなり大きい予算で思いっきりやってくれちゃってる。情け容赦がない。 |
この監督から目が離せないね。要注意監督。 |
格差社会も飽和状態になるとこんな状況は我が国でも起こりうるよな。 |
良い人は淘汰され悪いヤツだけ生き残る。ってーのはリアルだけど、 |
救いも最低限無いと人類は存続出来ない気がする。 |
胸糞映画好きな方は押さえとくべき警告な1本。 |
『ニューオーダー』本予告 |
2008年イスラエル ドキュメンタリーアニメ |
原題:ヘブライ語: ואלס עם באשיר、英語: Waltz with Bashir |
上映時間 90分 |
レバノン内戦での経験の記憶を失くした監督本人が当時を振り返る関係者インタビューを |
アニメーションで表現した異色の反戦ドキュメンタリーアニメ作品。 |
監督、脚本、製作はアリ・フォルマン。出演はアリ・フォルマン、ミキ・レオン、オーリ・シヴァン、イェヘズケル・ラザロフ。 |
ドキュメンタリーをアニメで表現というちょいと異色な創り。 |
ちょっとしたディティールも良いセンス。。 |
文字通り戦争って狂気の世界。記憶を失くすのも狂うのも人としての現実逃避なのかも。 |
ラストの表現法もなかなかエグイ。エグイのこそが戦争という事。 |
アニメ映画「戦場でワルツを」予告編 |
2019年インド |
原題:Chhichhore |
上映時間 143分 |
受験に落ちたのを悲観して自殺を図って瀕死の息子の為に、、 |
病院へ集まった両親の大学時代の個性的な仲間達、、てな友情青春物語。 |
監督はニテーシュ・ティワーリー。出演はスシャント・シン・ラージプート、シュラッダー・カプール、バルン・シャッルマ、プラティーク・バッバル。 |
やっぱりインド映画ってスゴイな。 |
話は展開も王道だし、オチも定番だし、特別な技法でもないし、尺長いし、、、 |
でも、飽きずに最期まで一気に観れちゃうんだもんな。 |
流石に挿入歌はこんなにいらんやろ、って思ったりもするけど、基本無駄が無いんだよね。 |
顔も名前もインド人の違い解らなくとも、役がニックネームだったり背格好や髪型で明解に違いだしてるし。 |
感心したのは、、大学生時代を振り返る中年達、という話なんだけど、、 |
みんなしっかり違和感なく老けてるんだよなあ。スゴイ。 |
ラストに久しぶりに大団円ダンスがあるんだけど、これも必然性があって良かった。 |
ヒット作「きっと、うまくいく」を意識した似た作品だけど(邦題はモロですね) |
これはこれで文句無しの出来!恐るべしインド映画!な1本。 |
『きっと、またあえる』予告編 |
2020年カナダ・イギリス |
原題:Possessor |
上映時間 103分 |
特殊なデバイスを使って他人の意識の中に入り込み殺人を行う殺し屋の女性。 |
徐々に意識をコントロール出来なくなっていく、、てなSFスリラー。 |
監督、脚本はブランドン・クローネンバーグ。出演はアンドレア・ライズボロー、クリストファー・アボット、ロッシフ・サザーランド、タペンス・ミドルトン。 |
とにかく血しぶき残酷描写のオンパレード。怖いというより気色悪い、というのがこの監督のカラー。 |
この手が苦手な人は要注意ね。 |
2012年『アンチヴァイラル』からの第二作目。 |
さすがクローネンバーグの息子。インターバルが長いのも父親ゆずりか。 |
ぶっ飛んだヤバい映像も実は一切CGを使ってないというこだわり。 |
一般受けはしなくてもブレないよなあ。 |
今年新作出るとの事。地味に愉しみです。 |
映画『ポゼッサー』予告編 |