最近ようやく読み終わった本↓
中村文則「教団X」
これは2015年の読書芸人で取り上げられてすごく売れたような気がするが、面白いのかしら?なんかさ…
こんなに厚いし重いし、つまんなかったら最悪だなあと思ってたんだ。そもそもこの作家さんのは「掏摸」しか読んだことないし(スリと読む)その本はまあまあ面白かったけど自分の好きな感じではなかったから今回は警戒していた(じゃあ読むなよって)。
そしたらなんていうか、面白かったーて感じではなかったんだけど、結構ぐいぐい読めちゃう不思議な本だった。
新興宗教ってなんなのーとか、ハマる人ってどういう気なのーとか、なんで犯罪にはしるのーとか、そういった流れが小説という形をとって説明されておりまして、フムフムとは思うんだけど「よのなかにはいろんな人がいるからな、こういうことになる人もいるだろな。でも自分とは関わりなさそうだなあ…」と思いました。
さんざん哲学的な内容を、教祖もしくはそれみたいな人たちの言葉として読まされ続けるのでいい加減イヤになっちゃいますが、なんていうか、へーとかホーとか感心したりもするのでまあまあ面白いんです。でもただとにかく長いので物理的な長さというのに嫌気がさす。読んでも読んでも終わんねえなあーみたいな。本文だけで567ページもあるしな。
そんで、飢餓や戦争はなぜなくならないのかとか、信仰とか、宇宙のありかたみたいな、考えても考えても到底答えの出ないことなんで、いったいこの話はどうなるの?どう終わるの?どこに着地すんの?と心配になるのだが、なんのことはないふんわりとした人間讃歌って感じで終わった。
そして「あとがき」が、なんだかとても潔く清々しかった。
中村文則「教団X」
これは2015年の読書芸人で取り上げられてすごく売れたような気がするが、面白いのかしら?なんかさ…
こんなに厚いし重いし、つまんなかったら最悪だなあと思ってたんだ。そもそもこの作家さんのは「掏摸」しか読んだことないし(スリと読む)その本はまあまあ面白かったけど自分の好きな感じではなかったから今回は警戒していた(じゃあ読むなよって)。
そしたらなんていうか、面白かったーて感じではなかったんだけど、結構ぐいぐい読めちゃう不思議な本だった。
新興宗教ってなんなのーとか、ハマる人ってどういう気なのーとか、なんで犯罪にはしるのーとか、そういった流れが小説という形をとって説明されておりまして、フムフムとは思うんだけど「よのなかにはいろんな人がいるからな、こういうことになる人もいるだろな。でも自分とは関わりなさそうだなあ…」と思いました。
さんざん哲学的な内容を、教祖もしくはそれみたいな人たちの言葉として読まされ続けるのでいい加減イヤになっちゃいますが、なんていうか、へーとかホーとか感心したりもするのでまあまあ面白いんです。でもただとにかく長いので物理的な長さというのに嫌気がさす。読んでも読んでも終わんねえなあーみたいな。本文だけで567ページもあるしな。
そんで、飢餓や戦争はなぜなくならないのかとか、信仰とか、宇宙のありかたみたいな、考えても考えても到底答えの出ないことなんで、いったいこの話はどうなるの?どう終わるの?どこに着地すんの?と心配になるのだが、なんのことはないふんわりとした人間讃歌って感じで終わった。
そして「あとがき」が、なんだかとても潔く清々しかった。
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