続きです。
今日のトップも桜にしました。 これは植物園の桜山にある『シダレザクラ』です。
周りには大勢の人が花見に来ていて、にぎやかでした。
満開になって間がないので、まだ桜吹雪が舞うほどではないようですが、うららかな
春の陽射しに、心まで温かくなるようでしたね。
たくさんの花や芽吹きに出会いましたので、どんどん紹介してみたいと思います。
まず、昨日紹介しました『カタクリ』の近くに植えられていたのが、『イカリソウ』です。
花の四隅に伸びた『距』と呼ばれる長い角(つの)のようなのが特徴ですが、
真っ白でとても美しかったです。 ロープの柵から1.5m位離れていたので、
体を伸ばして手も伸ばして撮る姿は、敢闘賞物のようだったと思います!
もう少し撮り易い位置に咲いてくれていたのが、同じ仲間の『トキワイカリソウ』です。
咲き切っている花の左側でUFOキャッチャーのように伸びを始めているのが、蕾です。
もう少し早い時期の蕾は、↓こんな感じです。 上の写真を別の角度から撮ったのですが。
一番左の赤黒い塊が、早期の蕾です。 体の前で両手をクロスさせている感じですね。
※上高地では、『ハナイカリ』と云う花が咲きます。
『ハナイカリ』はリンドウ科、この『イカリソウ』はメギ科ですので、仲間ではないですが、
いずれも、錨に似た花を咲かせるので名前が似ています。 可愛い花ですね。
可愛いと云えば、植物園の雑木林の落ち葉の中から、そこここで顔を出していた
『スミレ』です。
山渓ハンディ図鑑では『日本のスミレ』と云うこの種だけで、1冊の本が出されている程
ですから、見分けるのが難しい!です。
今回も可愛いなぁと思って、写真をいろいろ撮って来たのですが、戻ってからじっくり
眺めてみると、微妙な違いがあることに気がつきました。
果たしてこれが同じ種類なのか、そうじゃないのか…。 何だか気になり始めました!
見分けるのは難しいからと、半ば匙を投げていたのですが…。
これは、『アオイスミレ』でしょうか?
上高地で見慣れた『タチツボスミレ』とは、葉が違うような気がします。
このスミレは『シハイスミレ』じゃないかなぁと思っています。たくさん咲いていました。
戻ってから微妙な違いに気づき調べてみたところ、このスミレはいい匂いがするらしいです。
いつも後悔するのですが、匂いを確認し忘れるとほとんどがいい匂いなのです。
でも反対に気をつけていると、臭いを嗅いでしまうことがあります。
この花は『マメナシ』と云うバラ科の花なのですが、遠くから見ても真っ白で満開で
とても美しかったのです。
でも、近寄って匂いを嗅いでびっくり!
あまりのくさい臭いにその場に居たたまれず、走って逃げる程でした。
(走るからでしょうが)風が自分の方に吹く気がして、その臭いが追って来るようでした。
出口で係の方に確認すると「『マメナシ』の臭いではないと思います」と云われたのですが、
もう一度匂いを確認する勇気はありません…。 ふぅ…。
こんな辛い経験もしながらも、いろいろな花の匂いをまた嗅いでいきたいなぁと思います。