今日は上高地で一緒に働いていた同僚が京都に遊びに来たので、
府立植物園に行って来ました。20年振りでした。
カエデの赤が陽射しを浴びて目に痛いほどでしたし、
銀杏は葉を落としていましたが、樹の下で黄色に光り輝いていました。
京都は今紅葉の真っ盛りで、寺社はどこも人でいっぱいなので、
植物園に逃げ込んだという感じだったのですが、
広いので混み方もそれほど気にならず、選択は正解でした。
カエデの放つメイプルシロップの匂いが充満している林の中を歩いていると
ほんの1ヶ月前の上高地での日々を思い出しました。
植物園なのでもちろん人工的に植えた木々なのですが、
落ち葉が敷き詰められたフカフカの小道を歩く幸せは、
20年前の私では考えられなかったことです。
と云うか、上高地に行く6年前でもわからないことでした。
些細だけど、ようやく知った大切な幸せです。