2018年12月10日
ずいぶん前になるけど、11月22日(水)地球研で、東京大学大学院総合文化研究科博士課程2年の宮田晃碩さんを迎えて、ウェビナーを行いました。宮田さんは、現在地球研の私たちのプロジェクト、オープンチームサイエンスにインターンとして地球研に滞在中です。「知とは何か」というタイトルでお話していただきました。石牟礼道子の『苦海浄土』は、水俣に関する資料なのか文学なのか、、、語りを聞くとはどういうことなのか、を考えるきっかけになります。当日の録音は次にアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=MCIp76bh_X0
実は宮田さんとは、本番で失敗しないように事前に詳細な打ち合わせをしたので、改めて聞いてみるとちょっとわざとらしい質問もしてたりして(笑)。聞き役って難しいなあと思います。
このウェビナーで勉強になったのは、哲学を身近に感じられたということです。哲学というのは私にとっては難しく、とくに短大の哲学の授業で、先生から「私は机である」とか訳の分からないことを聞いて以来、哲学嫌いでした。哲学とは、混沌とした世界、裏切るかもしれない他者、もしかしたらダメダメな自分を信頼して生きていくための考え方を獲得する学問なのでは?と思いました。