いっきゅうの足跡

毎日の何気ない疑問と出来事 〜inモロッコ🇲🇦 (2010年〜2012年)、in 日本(2012年〜)

ホームスティ in ウダイヤ

2010-01-24 | Weblog
先週からモロッコ人家族宅にホームステイとアラビア語学校が始まりました。

ホームスティが始まる日は、ホテルでの気ままな暮らしが終っちゃうのでちょっと憂鬱でした。
事務所に各家族のお母さん達が迎えに来て、家に向かう途中はすごく不安で「ドナドナド~ナ」の音楽が頭の中でかかってたけど、2日目くらいからはまあまあ馴染んで楽しい生活を送っています。

アラビア語学校の先生は、すごく頭のいい人で尊敬してます。
皆の名前や出身地も一回聞いただけですぐ覚えてます。

モロッコ式の生活もちょっとなれて、平気になってきました。

私のホームスティ先は、60歳代位の三人姉妹とおばあちゃん一人、男の子一人の5人。

ウダイヤの中やメディナにも親戚や、子供家族が住んでます。

いろんな人が入れ替わり立ち代り訪問してくるので、名前やどんな繋がりなのかよく分かりません。

ここウダイヤは観光地にもなっているようで、時々大型バスが何台も乗り付けています。

おうちは2階建てのテラス付。テラスには亀が一匹暮らしてます





モスクの真横にあるお家なので、朝五時半過ぎ頃になると「アッサアラ~ムアライコ~ム」のメロディーが大音量で聞こえてきて、目覚まし無しで毎日早起きです。

一日の生活はこんな感じ。



朝5時半頃起床。身支度。

7時朝食。7時15分学校へ。
時刻表が無く何時にバスが来るかはインシャアラー、だそうなので早めに出発して、バス停でバスが来るのを気長に待ってます。

学校は8:30~12:30。発音が難しく中々うまく言えないので、自分独りで自習するのはちょっと厳しいなぁと感じてます。単語も中々覚えられません。
学校で習った事は、帰り道のメディナや道端で出会ったモロッコ人に言ってみて通じると結構嬉しいです。

家に帰るとお母さん達に「今日はどんなことを習ったの?」と聞かれ、皆の前で練習してます。発音が正しくないと何度も繰り返して練習してます。
でも昨日はふと横を見るとお母さん、編み物しながらテレビに夢中で聞いてませんでした
お母さんは私の視線に気づいて、「ん、うんうん。」て感じで聞きなおしてました。

夕方6時には軽いおやつが出てきて、ミントティーを飲みます。

最初は「歯磨き粉~」と思ってたけど、最近は美味しいと感じるようになってきました。

9時ごろ夕ご飯。大皿の料理を皆で囲んで‘ホブス’というパンと一緒に右手を使って食べます。






お肉はお母さんが取り分けてくれるまで食べちゃだめ。
自分の前にあるとこを食べる。
お皿の向こう側に欲しいものがあっても取っちゃだめ。
左手は不浄の手なので使っちゃだめ。
等、色々食べ方の決まりがあるようです。

初日はお母さんに「あなたは初めてだから教えるから横に座りなさい。」と、教えて貰いながら食べました。
で、うっかり左手を使って、ポンッと腕を軽くつつかれました
食べ終わっても「コリコリ~(食べて食べて)」と何度も言われます。これもモロッコ流の御もてなしなんだとか。

最初は何度か食べたけど、「サフィ。アルハムドゥリラー。(終わりです。ご馳走様。)」と言うと、他のお姉さん達が全部食べてます。日本だと残さず食べるのが礼儀だと昔から教えられたけど、残すことは悪くないのかなぁと思ってます。毎回空気を読んで、ご馳走様~と言ってます。

食べ終わってお腹一杯でふ~っとなってると食後のデザート(プリンとかバナナとか)が出てきます。食べれないと言うと、ぷにぷにお腹をつっつかれ「全然無い。妹を見てみなさい。」と言われ、お腹のお肉をぷにゅっと掴むと、「ベイビー。ベイビー。」と笑ってました。

ホームステイが始まってから、子供時代に戻った感覚を感じています。

私のホームスティ宅には子供がいないせいもあるかもしれません。


今日のお昼は、お母さんと二人で 初めての‘ハマム’に行ってきました。
日本で言うサウナみたいなものかな?

黒い石鹸みたいなのを塗ってお湯で流して、垢すりでゴシゴシ。
新品の垢すりは、ヤスリみたいで痛いよ~。
お母さんが、「背中を流してあげるから前に座って」と言うので座ると、ひえぇ~そんなとこまで~ってとこまで全身を垢すりでゴシゴシされました。
「ヒ~ッ、痛いよ~痛い~」と日本語で言ったけど通じません。(お母さんが知ってる日本語は「えっと」と「解った」の二つ。)
「ヒ~」って時は、アラビア語はもちろん、フランス語も出てこないよ~。

きょろきょろしていると、皆ボボボボ~ン・ボン・ボ~ンって感じの体で、自分の体が貧相だな~と感じました。下着屋で見たブラジャ-が、方乳だけで私の顔くらいあったのも納得。