宮古島ロスに陥るひまもなく、仕事がバタバタ回りだして、バタバタし始めた矢先に、
またもや連休に入ろうとしています・・・。連休明け、またバタバタだなあ・・。
そんなこんなな、今日この頃ですが。
お盆休みに訪れた、山形・出羽三山への旅。その2。
*
(前回までのお話・・・早朝から、羽黒山の長い石段を登る。山頂の三社合祭殿を参拝した後、ブナと杉に包まれた旧い登拝道の山道を下り、荒澤寺のある山裾に降り立ちました。)
降り立った地点は、人里はなれた、山の中腹を走る、車道。
川沿いに、車道。のみ。
人気は、なし。
車ばかりが、たまにびゅーんと、通って行きます。
ここらへんはもはや、人が徒歩で降り立つことすら想定されていないのか、
手持ちの「羽黒山周辺マップ」を見れば、「集落まで徒歩○○分」という情報も、一切無し。
集落まで何kmかさえもわからない、けど、ただやたら「ぐねぐね蛇行してそう」ということだけは、わかる。
車を停めている羽黒山の入口のある宿坊町へは、とにかくひたすら歩いて戻るしか、ありません。
ぐねぐね蛇行する車道の路肩を、せっせと歩いて、下っていきます。
「(旧道を下りて)失敗したかな・・」という思いが頭をかすめました、が、
そんな後悔の種は、
この花の香りで、ただちに打ち消されました。
クズ(葛)です。
「くずもち」や「くずきり」の、くずです。
なにげに、秋の七草の一つ。
フジにそっくりなクズ、
どちらもマメ科のつる性植物で、
どちらもマメっぽい実をつくり、
どちらも、濃厚な美しい香りを放ちます。
この艶のある色にふさわしい、
甘~い、うっとりするようなやさしい香りを、いっぱいに。
でも、
散った花びらは、全く香りがしません。
とてもキレイだけど。
生きていてこそ香る。そんな香りなのです。
食用(くず粉)または薬用に使われるのは根っこの部分ですが、、
先人は、よくぞまあ、根っこなんかに目をつけたなと、感心します。
※ちなみに、
ちまたに出回っているくずもち、葛きりは、純葛粉(本くず)製じゃなく、
いもなどのでんぷんで代用しているものが多いです。
そういえば以前、奈良の吉野で初めて食べた「本くずきり」の美味しさは、衝撃でした・・・。
閑話休題。
そんな感じで、クズにうっとりしながら、
車しか通らないこの、山あいの道を てくてく歩いて、下りていったわけです。
夏の盛り以降、すんごいつるを 伸ばしに伸ばして、
樹木にからまり、そして、乗り越え、覆いかぶさり、
山の表面を丸ごと埋め尽くしているような光景を目にします。
ちょっと、あまりにも、、、な、覆い尽くしぶりなので、厄介な雑草扱い。
花も香りも、(葛きりも)とても素敵なんだけど・・・ちょっとやり過ぎ。
山の樹木までだめになっちゃいそうで。
*
そのほかにも、
ハギとか、
ルドベキア(大半魂草:オオハンゴンソウ)とか、
夏と秋の間くらいの風情が、ちらほら。
車でびゅんびゅん通り過ぎてしまうにはもったいない、自然の美しい景色が、
路肩のあちこちに、びっしり散らばっています。
花は無償の癒し。
しかし、
ちょっと長すぎ・・・。
かれこれ、1時間弱歩いて、
あ~~!
ようやく、やっと、現れてきました。人の生活感を感じられるような物体が。
そして、道がなんとなく平らになってきて、、、
ほどなくして、
滞在している宿坊のある町、「手向」集落に、舞い戻りました。
「手向」と書いて、「とうげ」と読みます。
羽黒山麓の、門前町。
遠方から来る参拝者たちを泊める宿を兼ねた、修験者たちの住まいが、
今も伝統の形を残し、ずら~っと、建ち並んでいます。
かつては300近くあったものの、明治の廃仏毀釈で激減。
現役で営業を続けている宿坊は、30件ほどだそうな。
入口には、決まって、鳥居風の冠木門(かぶきもん)があります。
そして、
どの家にもよく見かけるのが、
綱の飾り。
これは「延し綱」という飾りで、魔除けです。
年越しの神事でつくられる綱(大たいまつ)を再利用したものだそうな。
歴史の色濃い町を歩けば、新鮮な発見がありますね。
伝統的な、特徴的なものに惹かれたり、
なんてことないブロック塀も、よく見れば、変わった模様があったりして。
(家ごとに、いろんな趣向を凝らした浮き彫りパターンを見かけました。)
材木乾かし中の光景さえも、現代アートみたい。
というふうに、
この小さな集落を、歩いてうろうろ散歩してみました。
*
さらに、
この手向集落から“ちょっと”離れたところに、「庭園が国指定の名勝なるお寺」があるようなので、
そのまま歩いてみると、
道をまちがえたのか。
ずいぶん山あり谷あり、村越え畑越え、どう考えても迂回してるっぽいうねうね道を歩いて、
「こっちが近道だろう」と選んだ道が、やっぱり、近道でもなんでもなかったらしいと、やおら気づく。しかし時既に遅し。
いまさら引き返すには、ずいぶん来すぎたから、先に行くしかない。
私、これよくあるパターンです。
そして
やっとたどり着きました。
みんな、車で来てました。
でも、
たどり着くために、多少なりともヒーコラ苦労するからこそ、得られる感動が、ある!
と、言い聞かせる。
玉川寺。ぎょくせんじ、と読みます。
1251年(鎌倉時代)に、朝鮮高麗から渡来した僧が興した寺(曹洞宗の禅寺)だそう。
庭は、1450年代につくられたそう。
入ってすぐ、
池があって、ハスが咲いてる、キレイな庭が。
これがその、名勝の庭なのか~、、と思ったら、
この「前庭」はまだ“本番”じゃなくって、
肝心の庭園は、寺の本堂の奥に、ありました。
どうやら
すんごい広そうです。
飛び石の数がすごい。
池泉廻遊式庭園ですね。
池があって、
茶室もあって、
いろんな樹がある、
山が迫っています。
山に分け入ったところに、開山の祖たちを祀るお堂もあります。
そして、
立派な枝垂桜と
赤い毛氈(もうせん)がきりっと眩しい、腰掛け。
山の景と、池の景が、合わさって。
和、ですね。
隅から隅まで、うろうろ、延々、巡りました。
そして
さすがに疲れた。
しばし、ごろんとする。
*
玉川寺から、“ちょっと”歩けば、
出羽三山の入口になる「大鳥居」に行けそうだったので、
早速、歩いて、行ってみる。
田んぼのあぜ道を。
向こうに、鳥居が見えています。
近い近い。
こんな風景、車だけじゃあ、味わえない。
人っ子ひとりいない、田んぼの青い香りを、たっぷり、独り占めしながら。
来た来た
雲行き怪しいけど、その雰囲気がなんか、かえって神々しさを演出。
どーーん。
大鳥居~~。
周りは
田んぼのみ!
この鳥居をくぐってから、車で10分くらい行くと、手向集落に着きます。
ここで、雨がぽつぽつ、、、ちらつき始めまして、、、
時刻はとっくに昼過ぎの、1時。いちばん近くにある定食屋さんに駆け込みました。
見慣れない、どう考えても地元の特産っぽいメニュー、
「麦きり」定食を、頂きました。
うどんのような、そうめんのような、、、
それと、揚げたての山菜てんぷらが、とても美味しかったです。
他に客も無く、料理しているご主人と話すでもなく、とりあえずテレビが点いてたので、テレビを見ました。久しぶりに。
甲子園を、初めて、まじまじと、1回の表と裏の分、見ました。
野球観戦ほかスポーツ観戦全般に全く、全く、まっっったく、興味のない私の感想は、
「みんな、若くて、がんばってて、かわいいな。」以上です。
食後、
1時間に1~2本あるらしいバスも、雨脚が不穏で待ってられず、
「集落まで歩けば30分くらいで着くよ」というご主人の言葉を信じて、雨ぐらいなんだ、濡れてもいいやと、歩く。
出だし数分あたりでバスにすーっと追い抜かれたけど、気にしない。
ほんとに30分くらいで着いた。
マイ車に飛びついて、
町中の、温泉「ゆぽか」へ。
混んでた。
ゆっくりじっくり、疲れを流す。
*
その後、
次の宿のチェックインまで まだ時間的に余裕があったので、
よし、明日行く月山の情報を仕入れとこう、と、「月山ビジターセンター」へ向かって、ひた走る。
、、と、、。
その道は、まさにさっき、クズの花が咲いてる~とか言いながらひとり延々路肩を歩いていた、車ばかりがびゅんびゅん行く、ぐねぐね蛇行するあの道、まさにその道でした。
そして、
月山ビジターセンターは、山の旧道から降り立ってすぐのところにあった「荒澤寺」から、
徒歩1分のところにありました。
ただ、ご参考までに。
月山ビジターセンターで、いろんなパンフレットや地図の中に、
さっき行ったばかりの温泉の割引券を発見。
く や し い
*
そうこうして、夕方。
今日の宿も、宿坊。
大進坊さんに、お世話になりました。
※わざわざ宿を変えたのは、手配が遅かったせいで、昨日の宿坊も今日のもそれぞれ1泊しか抑えられなかったため。
この宿坊も、精進料理に力を入れていまして、
ほんと、素晴らしかったです。
という感じで、“現世”=羽黒山 と その一帯を巡る一日は、無事終了。
現世をうろうろ彷徨った、という感じになりました。
ところで、「うろうろ」って、仏教用語から来てるそうです。
漢字で書くと「有漏有漏」、
煩悩の心が体の穴という穴から漏れて流れ出る、みたいな意味らしいです。逆に、煩悩を断ち切った状態を「無漏」というそうな。
*
さて、
翌日は、いよいよ、“過去世”=月山 へ、登拝します。
そしてさらに、
そのまま一気に、“来世”=湯殿山へ。
「生まれ変わり」の旅は、
>> 続く。>>
*
またもや連休に入ろうとしています・・・。連休明け、またバタバタだなあ・・。
そんなこんなな、今日この頃ですが。
お盆休みに訪れた、山形・出羽三山への旅。その2。
*
(前回までのお話・・・早朝から、羽黒山の長い石段を登る。山頂の三社合祭殿を参拝した後、ブナと杉に包まれた旧い登拝道の山道を下り、荒澤寺のある山裾に降り立ちました。)
降り立った地点は、人里はなれた、山の中腹を走る、車道。
川沿いに、車道。のみ。
人気は、なし。
車ばかりが、たまにびゅーんと、通って行きます。
ここらへんはもはや、人が徒歩で降り立つことすら想定されていないのか、
手持ちの「羽黒山周辺マップ」を見れば、「集落まで徒歩○○分」という情報も、一切無し。
集落まで何kmかさえもわからない、けど、ただやたら「ぐねぐね蛇行してそう」ということだけは、わかる。
車を停めている羽黒山の入口のある宿坊町へは、とにかくひたすら歩いて戻るしか、ありません。
ぐねぐね蛇行する車道の路肩を、せっせと歩いて、下っていきます。
「(旧道を下りて)失敗したかな・・」という思いが頭をかすめました、が、
そんな後悔の種は、
この花の香りで、ただちに打ち消されました。
クズ(葛)です。
「くずもち」や「くずきり」の、くずです。
なにげに、秋の七草の一つ。
フジにそっくりなクズ、
どちらもマメ科のつる性植物で、
どちらもマメっぽい実をつくり、
どちらも、濃厚な美しい香りを放ちます。
この艶のある色にふさわしい、
甘~い、うっとりするようなやさしい香りを、いっぱいに。
でも、
散った花びらは、全く香りがしません。
とてもキレイだけど。
生きていてこそ香る。そんな香りなのです。
食用(くず粉)または薬用に使われるのは根っこの部分ですが、、
先人は、よくぞまあ、根っこなんかに目をつけたなと、感心します。
※ちなみに、
ちまたに出回っているくずもち、葛きりは、純葛粉(本くず)製じゃなく、
いもなどのでんぷんで代用しているものが多いです。
そういえば以前、奈良の吉野で初めて食べた「本くずきり」の美味しさは、衝撃でした・・・。
閑話休題。
そんな感じで、クズにうっとりしながら、
車しか通らないこの、山あいの道を てくてく歩いて、下りていったわけです。
夏の盛り以降、すんごいつるを 伸ばしに伸ばして、
樹木にからまり、そして、乗り越え、覆いかぶさり、
山の表面を丸ごと埋め尽くしているような光景を目にします。
ちょっと、あまりにも、、、な、覆い尽くしぶりなので、厄介な雑草扱い。
花も香りも、(葛きりも)とても素敵なんだけど・・・ちょっとやり過ぎ。
山の樹木までだめになっちゃいそうで。
*
そのほかにも、
ハギとか、
ルドベキア(大半魂草:オオハンゴンソウ)とか、
夏と秋の間くらいの風情が、ちらほら。
車でびゅんびゅん通り過ぎてしまうにはもったいない、自然の美しい景色が、
路肩のあちこちに、びっしり散らばっています。
花は無償の癒し。
しかし、
ちょっと長すぎ・・・。
かれこれ、1時間弱歩いて、
あ~~!
ようやく、やっと、現れてきました。人の生活感を感じられるような物体が。
そして、道がなんとなく平らになってきて、、、
ほどなくして、
滞在している宿坊のある町、「手向」集落に、舞い戻りました。
「手向」と書いて、「とうげ」と読みます。
羽黒山麓の、門前町。
遠方から来る参拝者たちを泊める宿を兼ねた、修験者たちの住まいが、
今も伝統の形を残し、ずら~っと、建ち並んでいます。
かつては300近くあったものの、明治の廃仏毀釈で激減。
現役で営業を続けている宿坊は、30件ほどだそうな。
入口には、決まって、鳥居風の冠木門(かぶきもん)があります。
そして、
どの家にもよく見かけるのが、
綱の飾り。
これは「延し綱」という飾りで、魔除けです。
年越しの神事でつくられる綱(大たいまつ)を再利用したものだそうな。
歴史の色濃い町を歩けば、新鮮な発見がありますね。
伝統的な、特徴的なものに惹かれたり、
なんてことないブロック塀も、よく見れば、変わった模様があったりして。
(家ごとに、いろんな趣向を凝らした浮き彫りパターンを見かけました。)
材木乾かし中の光景さえも、現代アートみたい。
というふうに、
この小さな集落を、歩いてうろうろ散歩してみました。
*
さらに、
この手向集落から“ちょっと”離れたところに、「庭園が国指定の名勝なるお寺」があるようなので、
そのまま歩いてみると、
道をまちがえたのか。
ずいぶん山あり谷あり、村越え畑越え、どう考えても迂回してるっぽいうねうね道を歩いて、
「こっちが近道だろう」と選んだ道が、やっぱり、近道でもなんでもなかったらしいと、やおら気づく。しかし時既に遅し。
いまさら引き返すには、ずいぶん来すぎたから、先に行くしかない。
私、これよくあるパターンです。
そして
やっとたどり着きました。
みんな、車で来てました。
でも、
たどり着くために、多少なりともヒーコラ苦労するからこそ、得られる感動が、ある!
と、言い聞かせる。
玉川寺。ぎょくせんじ、と読みます。
1251年(鎌倉時代)に、朝鮮高麗から渡来した僧が興した寺(曹洞宗の禅寺)だそう。
庭は、1450年代につくられたそう。
入ってすぐ、
池があって、ハスが咲いてる、キレイな庭が。
これがその、名勝の庭なのか~、、と思ったら、
この「前庭」はまだ“本番”じゃなくって、
肝心の庭園は、寺の本堂の奥に、ありました。
どうやら
すんごい広そうです。
飛び石の数がすごい。
池泉廻遊式庭園ですね。
池があって、
茶室もあって、
いろんな樹がある、
山が迫っています。
山に分け入ったところに、開山の祖たちを祀るお堂もあります。
そして、
立派な枝垂桜と
赤い毛氈(もうせん)がきりっと眩しい、腰掛け。
山の景と、池の景が、合わさって。
和、ですね。
隅から隅まで、うろうろ、延々、巡りました。
そして
さすがに疲れた。
しばし、ごろんとする。
*
玉川寺から、“ちょっと”歩けば、
出羽三山の入口になる「大鳥居」に行けそうだったので、
早速、歩いて、行ってみる。
田んぼのあぜ道を。
向こうに、鳥居が見えています。
近い近い。
こんな風景、車だけじゃあ、味わえない。
人っ子ひとりいない、田んぼの青い香りを、たっぷり、独り占めしながら。
来た来た
雲行き怪しいけど、その雰囲気がなんか、かえって神々しさを演出。
どーーん。
大鳥居~~。
周りは
田んぼのみ!
この鳥居をくぐってから、車で10分くらい行くと、手向集落に着きます。
ここで、雨がぽつぽつ、、、ちらつき始めまして、、、
時刻はとっくに昼過ぎの、1時。いちばん近くにある定食屋さんに駆け込みました。
見慣れない、どう考えても地元の特産っぽいメニュー、
「麦きり」定食を、頂きました。
うどんのような、そうめんのような、、、
それと、揚げたての山菜てんぷらが、とても美味しかったです。
他に客も無く、料理しているご主人と話すでもなく、とりあえずテレビが点いてたので、テレビを見ました。久しぶりに。
甲子園を、初めて、まじまじと、1回の表と裏の分、見ました。
野球観戦ほかスポーツ観戦全般に全く、全く、まっっったく、興味のない私の感想は、
「みんな、若くて、がんばってて、かわいいな。」以上です。
食後、
1時間に1~2本あるらしいバスも、雨脚が不穏で待ってられず、
「集落まで歩けば30分くらいで着くよ」というご主人の言葉を信じて、雨ぐらいなんだ、濡れてもいいやと、歩く。
出だし数分あたりでバスにすーっと追い抜かれたけど、気にしない。
ほんとに30分くらいで着いた。
マイ車に飛びついて、
町中の、温泉「ゆぽか」へ。
混んでた。
ゆっくりじっくり、疲れを流す。
*
その後、
次の宿のチェックインまで まだ時間的に余裕があったので、
よし、明日行く月山の情報を仕入れとこう、と、「月山ビジターセンター」へ向かって、ひた走る。
、、と、、。
その道は、まさにさっき、クズの花が咲いてる~とか言いながらひとり延々路肩を歩いていた、車ばかりがびゅんびゅん行く、ぐねぐね蛇行するあの道、まさにその道でした。
そして、
月山ビジターセンターは、山の旧道から降り立ってすぐのところにあった「荒澤寺」から、
徒歩1分のところにありました。
ただ、ご参考までに。
月山ビジターセンターで、いろんなパンフレットや地図の中に、
さっき行ったばかりの温泉の割引券を発見。
く や し い
*
そうこうして、夕方。
今日の宿も、宿坊。
大進坊さんに、お世話になりました。
※わざわざ宿を変えたのは、手配が遅かったせいで、昨日の宿坊も今日のもそれぞれ1泊しか抑えられなかったため。
この宿坊も、精進料理に力を入れていまして、
ほんと、素晴らしかったです。
という感じで、“現世”=羽黒山 と その一帯を巡る一日は、無事終了。
現世をうろうろ彷徨った、という感じになりました。
ところで、「うろうろ」って、仏教用語から来てるそうです。
漢字で書くと「有漏有漏」、
煩悩の心が体の穴という穴から漏れて流れ出る、みたいな意味らしいです。逆に、煩悩を断ち切った状態を「無漏」というそうな。
*
さて、
翌日は、いよいよ、“過去世”=月山 へ、登拝します。
そしてさらに、
そのまま一気に、“来世”=湯殿山へ。
「生まれ変わり」の旅は、
>> 続く。>>
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