~信州蓼科高原への旅、後編です。~
ぽつぽつ、雨の降り出したバラクラ・イングリッシュガーデンを発って、
ザンザン強まってきた雨の中。
じわじわ登る山間の道(大門街道)を北にひた走り、向かったのは、
白樺湖でした。
なんと、
湖畔に着いたら、じわじわ、
晴れてきた!
明るいみどり。
綺麗な光景。
神様に感謝。
太いシラカバ。
美しい木。
綺麗な水のうみ。
ぷわぷわ、たぷたぷしてる。
ここで、イギリスの湖水地方が、フラッシュバック。
↑
これ!
Grasmere(グラスミア)湖。湖水地方にある大きな湖の、一つ。
ブログに書くために改めて写真を見直したら、まあ別に、すごくそっくり!っていうわけではない。、んだけど、
取り囲む山の、なだらかで低めな感じとかが、何か似てる気がして。
ああ、イギリスー、湖水地方ー~~、って
しばし悶絶した次第。
*
しばし、ふ~うと、白樺湖を眺める。
その後、沿岸を車でぐるりと一周してから、
今度は山の方を目指したくなり。
気の向くまま、
ビーナスラインという道を、西へ。
振り返り道。
さらば湖。
登り道。
ここでまたしても、イギリスをリメンバー。
ピーク・ディストリクトっていう、イギリス中央あたりの山岳地帯に、何か似てて。
↑
これ!
山の感じは、これまたよくよ~く見れば、ちょっと違うんだけど。
草の丈の低い感じとか、やわらかそうな感じとかが、多分、ふんわり重なって。
またもや、くうううぅぅ、、と、恋しさに悶絶した次第。
で、
そうこうしながら着いたのは、
霧ヶ峰。
名前だけは某エアコンでおなじみ、霧ヶ峰。ついに(期せずして)辿り着きました。
ここにあったのか~。
雲が近い!
*
霧ヶ峰近くの「富士見台」っていう展望休憩所で 信州名物のおやきを頂き
霧ヶ峰の、車山高原っていうところに到達。
そこから、ちょっくらハイキング。
ごろごろ石だらけの道をちょっと上り、
すべりそうな泥道を、どんどん下る。
眼下にある森が、霧ヶ峰湿原の植物群落。
ぺったんこの足袋靴で、全く山の装備をしてない無謀な恰好で、なんとなく始めてしまった山歩き。
なにやら、雲行きが怪しくなって来る。
バラクラや白樺湖で、うまい具合に雨が止んだりしてくれたので、
「おー、神様が味方についてくれている!」なんて、調子に乗った罰が当たったのか、
はたまた「引き返した方が身のためだよ」っていうサインなのか、
下り切って、いざ湿原へ、というところで、
いきなりのどしゃ降りに見舞われました。
大粒のぐしゃぐしゃな雨に、あっという間にずぶ濡れ。木陰に逃げれど、雨宿りにもならず。
神様すみませんとか、頼むからちょっと止めて下さいとか、念じる。
ちょっと小降りになってくれたところで、下って来たドロドロのすべりそうな道を、
引き返す。
川と化した、さっきのドロドロ登り道。
お願いお願い、このままもうちょっと止んでて下さいとかありがとうとかすみませんあと五分だけとか念じながら、
山頂の駐車場にやっとこさ着くと、
雨が止みました。
そして、
峰に霧立ちこめる、霧ヶ峰が。
おーー、美しい。
レンゲツツジの群生の朱色が、映えて美しい。
美しい光景を、ありがたや。
と感謝しつつ、ずぶ濡れの服をぎゅーっと絞って、
バラクラに次ぐ 当初の目的地その2:「温泉」へ、向かう事に。
そうそう、この旅の目的は、とにかく癒されたい、チャージしたい、というものだったのでした。
*
なんか、お洒落っぽくてだだっ広いのに従業員が居るのか居ないのかみたいな、やばそうな温泉に辿り着きました。
カウンターに誰も居ないしそこらへんにスタッフの気配が無い、みたいな。
しばらくしたら、一人だけ出て来た。
ガラッと開けると、超狭くてただただ四角い、室内浴場。
「失敗したかな」
と思いきや、
露天風呂に出てみると、
いや、大正解でした。
ごうごうと流れる森の中の渓流を見下ろす露天風呂。
それに、全然混んでない。
雨上がりのキラキラした黄昏の光の中、
緑に包まれた空気の中、
透明の温泉パワーをたっぷりチャージ。
人もほとんど居ないので、悠々と、柔軟体操したり、大の字でぷかぷか浮いたり。
たまたま通りがかったけど、素敵な隠れ家的温泉でした。
(ここら辺は当然ながら、全然写真がありません。)
*
温泉を出ると、
時刻はもう5時。そろそろ帰りを意識し始めなければならない頃合。
旅の締め。
信州そば。
すぐそばに良い感じのおそば屋さんがあったので、直ちに。
SU・TE・KI・・・*
黄緑色のは、茎わさび。濃い色のは、セリ。茶色いのは、わらびだったかゼンマイだったか。
山菜の天ぷらには、なんと、ムラサキツメクサの花!
ふわふわもにゅもにゅして、ほの甘くて、美味しかったっていうか、なんか可愛い食感で、素敵だった!
そんな感じで、
いよいよ、帰り路。
田んぼの中をまっすぐ突っ切る道。
好きな光景。電柱が見えない風景。
またもやなんとなくリメンバー・イギリスの田舎道。
↑
これ。
車一台しか通れない、Bというレベルの田舎道。
対向車来ちゃったらどうしよう、とかドキドキしてしまう道。
でも、こんな狭い道でもどんな道でも、ところどころに路肩スポットがちゃんと設けてあり、
紳士なイギリス人は、基本的にちゃんと待ってくれたり、してくれたのでした。
今回ブログに書くために久しぶりにイギリスの写真をちらほら見返したら、もう、
胸がきゅんきゅん締め付けられて、たまんないったら。
あ~~、また行きたい。飛んで行きたい。
*
というわけで。
いきなりざーっと雨が降ったり止んだり、ていうのとかも、ちょうど訪れた時季のイギリスを彷彿とさせたし、
空気の涼しさとか、晴れたらくわっと暑くなるけどキリッとしてる感じとかも、イギリスっぽくて。
期せずして、イギリス旅欲がビシビシ刺激された、信州蓼科旅だったのでした。
帰りの中央道は、日曜の夜ですもの、やっぱり渋滞。
雨が降ったり、止んだり。夜の雨の高速とか、超ドキドキ。緊張する。
渋滞は、案外、苦じゃない。好きな音楽さえあれば。
3時間ほど 延々歌いながら、楽しく帰りました。
*
さて。余談。
帰宅して早速食べてみた、バラクラの「バラの花びらクッキー」。
バラの存在がよくわからないくらいバターが濃くて 美味しいクッキーでした。
*
いつも夏の始まりは、旅したくてたまらなくなるのです。
はあ~~~~~。
*
ぽつぽつ、雨の降り出したバラクラ・イングリッシュガーデンを発って、
ザンザン強まってきた雨の中。
じわじわ登る山間の道(大門街道)を北にひた走り、向かったのは、
白樺湖でした。
なんと、
湖畔に着いたら、じわじわ、
晴れてきた!
明るいみどり。
綺麗な光景。
神様に感謝。
太いシラカバ。
美しい木。
綺麗な水のうみ。
ぷわぷわ、たぷたぷしてる。
ここで、イギリスの湖水地方が、フラッシュバック。
↑
これ!
Grasmere(グラスミア)湖。湖水地方にある大きな湖の、一つ。
ブログに書くために改めて写真を見直したら、まあ別に、すごくそっくり!っていうわけではない。、んだけど、
取り囲む山の、なだらかで低めな感じとかが、何か似てる気がして。
ああ、イギリスー、湖水地方ー~~、って
しばし悶絶した次第。
*
しばし、ふ~うと、白樺湖を眺める。
その後、沿岸を車でぐるりと一周してから、
今度は山の方を目指したくなり。
気の向くまま、
ビーナスラインという道を、西へ。
振り返り道。
さらば湖。
登り道。
ここでまたしても、イギリスをリメンバー。
ピーク・ディストリクトっていう、イギリス中央あたりの山岳地帯に、何か似てて。
↑
これ!
山の感じは、これまたよくよ~く見れば、ちょっと違うんだけど。
草の丈の低い感じとか、やわらかそうな感じとかが、多分、ふんわり重なって。
またもや、くうううぅぅ、、と、恋しさに悶絶した次第。
で、
そうこうしながら着いたのは、
霧ヶ峰。
名前だけは某エアコンでおなじみ、霧ヶ峰。ついに(期せずして)辿り着きました。
ここにあったのか~。
雲が近い!
*
霧ヶ峰近くの「富士見台」っていう展望休憩所で 信州名物のおやきを頂き
霧ヶ峰の、車山高原っていうところに到達。
そこから、ちょっくらハイキング。
ごろごろ石だらけの道をちょっと上り、
すべりそうな泥道を、どんどん下る。
眼下にある森が、霧ヶ峰湿原の植物群落。
ぺったんこの足袋靴で、全く山の装備をしてない無謀な恰好で、なんとなく始めてしまった山歩き。
なにやら、雲行きが怪しくなって来る。
バラクラや白樺湖で、うまい具合に雨が止んだりしてくれたので、
「おー、神様が味方についてくれている!」なんて、調子に乗った罰が当たったのか、
はたまた「引き返した方が身のためだよ」っていうサインなのか、
下り切って、いざ湿原へ、というところで、
いきなりのどしゃ降りに見舞われました。
大粒のぐしゃぐしゃな雨に、あっという間にずぶ濡れ。木陰に逃げれど、雨宿りにもならず。
神様すみませんとか、頼むからちょっと止めて下さいとか、念じる。
ちょっと小降りになってくれたところで、下って来たドロドロのすべりそうな道を、
引き返す。
川と化した、さっきのドロドロ登り道。
お願いお願い、このままもうちょっと止んでて下さいとかありがとうとかすみませんあと五分だけとか念じながら、
山頂の駐車場にやっとこさ着くと、
雨が止みました。
そして、
峰に霧立ちこめる、霧ヶ峰が。
おーー、美しい。
レンゲツツジの群生の朱色が、映えて美しい。
美しい光景を、ありがたや。
と感謝しつつ、ずぶ濡れの服をぎゅーっと絞って、
バラクラに次ぐ 当初の目的地その2:「温泉」へ、向かう事に。
そうそう、この旅の目的は、とにかく癒されたい、チャージしたい、というものだったのでした。
*
なんか、お洒落っぽくてだだっ広いのに従業員が居るのか居ないのかみたいな、やばそうな温泉に辿り着きました。
カウンターに誰も居ないしそこらへんにスタッフの気配が無い、みたいな。
しばらくしたら、一人だけ出て来た。
ガラッと開けると、超狭くてただただ四角い、室内浴場。
「失敗したかな」
と思いきや、
露天風呂に出てみると、
いや、大正解でした。
ごうごうと流れる森の中の渓流を見下ろす露天風呂。
それに、全然混んでない。
雨上がりのキラキラした黄昏の光の中、
緑に包まれた空気の中、
透明の温泉パワーをたっぷりチャージ。
人もほとんど居ないので、悠々と、柔軟体操したり、大の字でぷかぷか浮いたり。
たまたま通りがかったけど、素敵な隠れ家的温泉でした。
(ここら辺は当然ながら、全然写真がありません。)
*
温泉を出ると、
時刻はもう5時。そろそろ帰りを意識し始めなければならない頃合。
旅の締め。
信州そば。
すぐそばに良い感じのおそば屋さんがあったので、直ちに。
SU・TE・KI・・・*
黄緑色のは、茎わさび。濃い色のは、セリ。茶色いのは、わらびだったかゼンマイだったか。
山菜の天ぷらには、なんと、ムラサキツメクサの花!
ふわふわもにゅもにゅして、ほの甘くて、美味しかったっていうか、なんか可愛い食感で、素敵だった!
そんな感じで、
いよいよ、帰り路。
田んぼの中をまっすぐ突っ切る道。
好きな光景。電柱が見えない風景。
またもやなんとなくリメンバー・イギリスの田舎道。
↑
これ。
車一台しか通れない、Bというレベルの田舎道。
対向車来ちゃったらどうしよう、とかドキドキしてしまう道。
でも、こんな狭い道でもどんな道でも、ところどころに路肩スポットがちゃんと設けてあり、
紳士なイギリス人は、基本的にちゃんと待ってくれたり、してくれたのでした。
今回ブログに書くために久しぶりにイギリスの写真をちらほら見返したら、もう、
胸がきゅんきゅん締め付けられて、たまんないったら。
あ~~、また行きたい。飛んで行きたい。
*
というわけで。
いきなりざーっと雨が降ったり止んだり、ていうのとかも、ちょうど訪れた時季のイギリスを彷彿とさせたし、
空気の涼しさとか、晴れたらくわっと暑くなるけどキリッとしてる感じとかも、イギリスっぽくて。
期せずして、イギリス旅欲がビシビシ刺激された、信州蓼科旅だったのでした。
帰りの中央道は、日曜の夜ですもの、やっぱり渋滞。
雨が降ったり、止んだり。夜の雨の高速とか、超ドキドキ。緊張する。
渋滞は、案外、苦じゃない。好きな音楽さえあれば。
3時間ほど 延々歌いながら、楽しく帰りました。
*
さて。余談。
帰宅して早速食べてみた、バラクラの「バラの花びらクッキー」。
バラの存在がよくわからないくらいバターが濃くて 美味しいクッキーでした。
*
いつも夏の始まりは、旅したくてたまらなくなるのです。
はあ~~~~~。
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