歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

露一句

2013年06月12日 | 徒然 -tzure-zure-
六月十一日


やっと梅雨入りした雨の夜。
帰りの夜路。

雨がはたと上がったばかりの、濡れた夏草の匂い。

そこで、一句。



 梅雨の夜の ゆらめく露の けむりの木






ぼやぁん、と、
ふんわりと、
夜闇の中に、浮かび上がるベージュの、雲のような、もやもや。

スモークツリー。別名:ケムリノキ。

もやもやと、幽霊のような。

で、
なんとなく、上の句と下の句を思いついたので、詠んでみた次第。
中の句は、ちょっと考え込みました。
「つゆ」の韻踏みだとか繰り返しだとか、けむりと雨滴の両方に係るような言葉は、、とか。
漢字にすべきか、平仮名にすべきか、、、とか。

たった十七文字、
さらにその中の、わずか七文字。

最初は、中の句を「露のゆらめく」としていました。

 あめのよの つゆのゆらめく けむりのき

一日経って、修正。

 あめのよの ゆらめくつゆの けむりのき


直した方が、なんか、、、良い気がする。
言葉の位置が少し変わるだけで。


俳句。
日頃全く嗜みません。やはり難しいものですね。
しかし、久しぶりに、ものすご~く、
ごくごく短い言の葉に、細やかな神経を遣いました。

それをひとつのまとまったかたちにして、
誰かの目の届くところに公開する。ということの重み。


一言一句。大切にしたいものです。



そんなわけで、

超久々の投稿でした。春が来た云々から、かれこれ、、、もう夏に。ウップス。
すっかりご無沙汰してしまいました;;ぴったり三ヶ月!

私は、
相変わらず、忙しく・楽しく、毎日をこつこつ過ごして居ります。

今後とも m(_ _)m 何卒



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