シドニー五輪で日本代表と対峙した細身の背番号7が
噂どおりの選手だとはとても思えなかった
事実僕は彼のプレイをまったくと言っていいほど覚えていない
さらに4年前にマイアミで行われた日本対ブラジル戦の
両代表の全選手をいまだに即答できるこの僕が
印象に残ったのは
鬼気迫る表情で日本のゴールにヘディングシュートを突き刺した背番号10
主将のアレックスのほうだった
99年コパ・アメリカのベネズエ . . . 本文を読む
横浜Fマリノス岡田武史監督の残留が確実なよう
2連覇という偉業や選手育成の実績を考えると
チームが強く引き留めたのも当然だといえる
日本サッカー協会がドイツW杯のあとに
もし自国人の代表監督を望むなら
ジーコの後任として岡田の名前はリストの筆頭となる(というか現時点では唯一か)
日本代表監督のポストに惹かれない日本人はいないだろう
もう一年続けるのは岡田監督にとっても悪い選択じゃない
横浜は . . . 本文を読む
あのロイ・キーンを切ってまで生まれ変わりを図るマンチェスター・ユナイテッド
期待する若い力の爆発によりリーグ2位へと浮上した
決勝点は生え抜きのジョン・オシェイが放った驚異的な打点のヘディングシュート
元マンチェスターU所属
白血病患者に尽くし赤十字から表彰された好漢ロイ・キャロルの両手の上から叩き込んだ
フットボールは情け容赦ない
でも若手が発奮したもののマンチェスターUの雰囲気はどうもき . . . 本文を読む
レアル・マドリードのCL優勝は絶対にないと断言する
白い巨人はもはや欧州のトップランクから滑り落ちた
いまだ強いチームには違いないけど
チェルシー、ユヴェントス、ACミラン、バイエルンミュンヘン、そしてバルセロナの
ひとつしたのグループに属するのが実情だ
例えばバルセロナとのスペインダービー「クラシコ」での失態
2005年度バロンドール!ロナウジーニョのプレイは桁外れだったけど
一試合に2回も . . . 本文を読む
W杯に出場する全32カ国がついに出揃いました
いよいよ本番といった感じで気持ちの高ぶりを抑えるのが大変な今日
来たる12月9日の組み合わせ発表は本当に楽しみ
僕は出場32カ国のなかだと日本代表は中位に属すると思う
勝ち点奪取は厳しいチーム(ブラジル、ドイツ、アルゼンチンなど)
引き分けで精一杯なチーム(イングランド、イタリア、フランスなど)
は多々ありますが
五分もしくは引き分けくらいなら持ち込 . . . 本文を読む
いくつかのメディアは国立で行われた日本とアンゴラの一戦を
観もせずに評価を降したに違いない
イージーショットを外し続けて楽勝試合を難しくした柳沢敦に対する評価が
三都主アレサンドロより高いとはまったくもって驚いた
終了間際の申し訳程度のアシストにさしたる意味なんてあったのだろうか
柳沢が左MFの選手ならまだわからなくもないけれど
彼はメッシーナでそのポジションではプレイしたくないと公言したと聞 . . . 本文を読む
勝てば文句なしのW杯出場、片方はウルグアイ、4年越しの因縁
試合が荒れないわけがない
アルバロ・レコバの頬に肘打ちを食らわした元広島のトニー・ポポヴィッチは
黄色い紙を頂戴するとすぐさまエースのハリー・キーウェルと代わった
前半35分のことだ
真偽のほどは解からない
でも、結果だけみればポポヴィッチはレコバを抹消するために呼ばれた暗殺者だった
レコバはセットプレイ以外にさしたる見せ場もなく後半 . . . 本文を読む
アルゼンチンに逆転勝利を収めたイングランドは
W杯まで半年になってもチームに発見の余地(それはリードを許したときのピーター・クラウチ投入だった)
があることを証明した
サッカーの母国イングランドでさえこの時期に最終兵器を追い求めているのに
日本代表がその努力を怠ってよいはずがない
ドイツW杯でどうしても得点が必要なとき
日本の助けとなりえる人材はまだまだ眠っているのだから
イングランドは20 . . . 本文を読む
終了間際に投入されたピーター・クラウチは点取り屋としては凡庸だ
でもマイケル・オーウェンとウェイン・ルーニーという
世界一俊敏なツートップの間に入ってプレイすれば
202センチの長身は途端に超強烈な個性と化す
ロスタイムまで眠っていたオーウェンの目を魔法でも解いたかのように覚ましてみせた
小柄な副キャプテンがたった3分の間にふたつのヘディングを決めるとは驚きだ
あの百戦錬磨のアルゼンチンが堪 . . . 本文を読む
来シーズンからJ1の試合には
欧州同様に18人のベンチ入り登録が認められるようになった
攻撃サッカーを求める僕みたいな輩にとっては
願ってもない変更になる
監督はGKとDFに3人の控え選手を置いておくという保険をかけつつ
4枚の攻撃カードを手元に残す
先日行われたナビスコ杯決勝も
ガンバ大阪に家長昭博という選択肢が可能であれば
試合はもっと盛り上がっていたはず
来シーズンのJリーグは攻撃的 . . . 本文を読む
トリノでリヴォルノを迎えたユヴェントスの試合でのこと
ディフェンスを走り負かしたズラタン・イブラヒモヴィッチのもとに
見事なクロスが届けられたとき
巨躯のスウェーデン人はボールを蹴らなかった
代わりにボールをそっと撫でた
するとボールはゴールキーパーの頭上を越えて
あるべき場所にゆったりと収まった
絶妙タッチのイブラヒモヴィッチは
北欧から来た魔法使い
詩的な表現が良く似合う
すご . . . 本文を読む
スタンドで試合をみつめるマンチェスターユナイテッドのキャプテン
ロイ・キーンは一体何を思っただろうか
アーセナルが持つ42試合無敗記録の更新を目前に
王者チェルシーはマンチェスターで屈した
虎の子の得点をあげたのはウェイン・ルーニーでも
ルート・ファンニステルローイでもない
伏兵のダレン・フレッチャー
このスコティッシュを闘将キーンの後釜に据えるのは荷が重いと
ずっと思っていたけれど
大一番で . . . 本文を読む
「勝っているチームはいじるな」
というのはサッカー界ではよく知られた格言だけど
うまくいっているディフェンスラインに試合途中で手をつけるのは
自殺行為だとすら言える
パワーと高さで巻誠一郎を完全に封じ込んでいたガンバ大阪の守備陣だけど
後半途中から宮本恒靖が加わったことでバランスが目に見えて崩れはじめた
完璧なプレイを披露していた貫禄のシジクレイが
守備的MFへとポジションを移したことで
ジェ . . . 本文を読む
スポーツ紙などによると
ジーコ監督がアンゴラ戦の為に新しい選手を日本代表に召集するつもりがないことを示唆
これが本当ならば
絶好調の田中マルクス闘莉王は今回も呼ばれないことになる
現状のハイパフォーマンスで選ばれないんだったら
闘莉王のドイツ行きの可能性は極めて低いと言わざるをえない
僕は日本がドイツでいい結果を出すことを信じているけれど
彼を選ばないのは日本サッカー界にとって大きな損失だと . . . 本文を読む
チームの主力だった2人の韓国人選手をイングランドに送り出しても
PSVは昨シーズンのレベルを保っている
前半11分にファルファンが決めた見事なゴールを
(あのジダのニアを抜いてみせた)
巧妙に守りきってみせた
終盤に次々とディフェンダーを投入して逃げ切る術は
オランダの象徴的な戦法ではないけれど
レアル・マドリードや極東のアジアでも指揮を執った
百戦錬磨のヒディングならではだと納得
選手層が昨 . . . 本文を読む