この日265回目になる欠伸の直後だった
ジェフユナイテッド市原千葉の巻誠一郎の大きな身体が宙を泳ぐ
豪快なヘディングシュートを突き刺して前半終了直前に先制点をもたらした
昨年から活躍中の巻は誰も代表候補に推さないのが不思議なくらいで
渡欧前の鈴木隆行に良く似た迫力あるストライカーだ
ただジェフで最高の選手はあくまでマリオ・ハース
この日は25Mの完璧なラストパスを水野晃樹に通した
柔豪兼ね備 . . . 本文を読む
フルハムが誇る20歳のオランダ人アタッカー
コリンズ・ジョンの同点ゴールは凄かった
あのジョージ・ウエアと同じリベリア生まれのジョンは偉大な先人に匹敵する身体能力を備えている
世界でも指折りのCBリカルド・カルバーリョを完璧に振り切ってチームに同点ゴールをもたらした
でも更なる驚きが場内を包む
モウリーニョは素晴らしい先制点を挙げていた好調のジョー・コールをなんと前半だけで引っ込めた
そしてチ . . . 本文を読む
大抵のJリーグファンは”大一番”と言えば赤と蒼を連想する
昨年は横浜Fマリノスと浦和レッドダイアモンズがCSで激しい火花を散らした
でもサッカー界で赤と蒼といえば概ねそれはワインレッドとサックスブルーを指してきた
それはすなわち鹿島アントラーズとジュビロ磐田を意味する
この日ジュビロは浦和が獲得の意思を表明した藤田俊哉を
急遽、彼がもっとも好むトップ下のポジションで起用してきた
監督よりもむしろ . . . 本文を読む
今日Jサイトでゴールダイジェストを観て、初めて知ったのですが
モンテディオ山形の佐々木勇人がハーフェーラインから見事なゴールを叩き込んでいるではないですか!
思えば無名の若手だったデイヴィッド・ベッカムを一躍スターの座にのし上げたのは
同じような超ロングシュートだった
ベッカム10年のプロキャリアのなかでも
01年W杯予選でギリシャ相手に決めたFKと並ぶベストゴール
ゴールにこそならなかったけ . . . 本文を読む
頭がおかしくなったのかと思われそうだが
僕は日本にはスリートップが向いていると思う
思い返せば前回のW杯以降僕がもっとも魅了された代表マッチは
アジア最終予選を闘った五輪代表チームの数試合で
彼らはスリートップで闘っていた
平山総太を軸に田中達也と大久保嘉人が自由に往来するこのスタイルは極めて強力で(石川直宏がでていれば尚更)
ひょっとしたらA代表よりも強いのではと思わせたものだ
結局、その後 . . . 本文を読む
日本代表のキャプテンである宮本恒靖は所属チームではさほど高く評価されていない
アトランタ五輪で監督を務めた西野朗は開幕前にキャプテンマークをシジクレイへと移している
副キャプテンは山口智と33歳にして念願のJリーグ初ゴールを挙げた實好礼忠だ
宮本がレギュラーを外れる可能性は開幕前から「想定の範囲内」だった
上背があるわけでも脚力に秀でているわけでもない宮本にマンマーカーとしての才覚はない
W . . . 本文を読む
失点を避ければ勝ち抜けるモウリーニョは予想通り強烈な守備陣形を敷く
なにせピーター・ツェフがいるゴール前に
試合開始からジョン・テリー、ウィリアム・ギャラス、ロベルト・フースそしてリカルド・カルバーリョと
欧州屈指のセンターバック4人を並べてきたのだから
しかもその巨大な守備壁の前ではクロード・マケレレが門番をしている
さしものバイエルン・ミュンヘンも弱音を吐かずにはいられなかっただろう
日本 . . . 本文を読む
首位FC東京と名古屋グランパスエイトの一番
注目していたのはJ2福岡からステップアップした名古屋の増川隆洋
しかし序盤に相手フォワードに見事なパスを送ってリズムを崩し
今野泰幸を羽交い絞めにしてFC東京にPKを献上してしまうなど散々だった
ゴールを守るのが楢崎正剛でなければ少なくとも1点は取られていただろう
増川は経験値と足元の正確性で、まだまだ中澤祐二には遠く及ばない
しかし191センチ9 . . . 本文を読む
退屈なチェルシー」なんて揶揄される筋合いはどこにもない
スタンフォードブリッジでバルセロナやバイエルンミュンヘン相手に証明してみせたように
チェルシーは望みさえすれば大量得点を奪うことができるチームだ
今週のバーミンガム戦
CL第2戦を前に優勝を決定的なものとしておきたかったホセ・モウリーニョは
後半開始から攻撃の狼煙をあげる
ディディエ・ドログバとグジョンセンを投入して
ジョー・コールとダ . . . 本文を読む
サッカーボールで「鬼ごっこ」をしたら
東京ヴェルディ1969が日本一かもしれない
執拗にゴールだけを目指すストライカーやマンマークの達人はこのチームには存在しない
代わりにいるのは高いボールキープの技術を持つ10人のフィールドプレイヤー
対戦相手はブラジル人を3人も揃えていたけれど
陽気な春風のようなラテンの香りを漂わせたのは東京ヴェルディのほうだった
そのなかでも印象に残ったのはやはり林健太 . . . 本文を読む