11人の侍

「生きている間に日本がワールドカップを掲げる瞬間をみたい」ひとたちの為のブログ

オールドトラフォードの主

2005年11月07日 20時33分47秒 | サッカー
スタンドで試合をみつめるマンチェスターユナイテッドのキャプテン
ロイ・キーンは一体何を思っただろうか

アーセナルが持つ42試合無敗記録の更新を目前に
王者チェルシーはマンチェスターで屈した

虎の子の得点をあげたのはウェイン・ルーニーでも
ルート・ファンニステルローイでもない
伏兵のダレン・フレッチャー
このスコティッシュを闘将キーンの後釜に据えるのは荷が重いと
ずっと思っていたけれど
大一番でチームを見事に引っ張ってみせた

キーンのチーム批判に発奮したひとりには
アラン・スミスもあげられる
トッテナムのエドガー・ダーヴィッツと互角に渡り合ったことは以前に記したけど
この日はランパード、エシアン、マケレレらに噛みついた
眉間に刻まれた直立の皺のように恐ろしい成長直線を描く

マンUがあげた決勝点は前半31分
チームがリードしていれば
C・ロナウドほどいやらしい存在はない
ボールをキープしはじめたらチェルシーといえどもまず奪えない
この日は個人プレイに走りすぎることなく
その心掛けが逆に彼を目立たせた
フレッチャーのゴールを見事なクロスで導き出したのはロナウドだ

この勝利によって赤い悪魔の改革は完成した
なんて言うのはあまりにも早すぎるけど

確実に時代は移り
オールドトラフォードは新しい世代のものへととって変わろうとしているようだ