このチームには準決勝くらいまで進めるだけのちからがあると思う
前半の時点ではオランダ代表は勝てる見込みのない相手に思えた
脳裏をよぎったのは98年フランスW杯の韓国代表だ
0-5で完膚なきまでに叩きのめされた彼らは
ヨハン・クライフに「W杯にでるべきでないチーム」とまでこき下ろされた
日本自身も前回のWYで
ブラジルを相手にして嫌な思い出がある
日本とオランダ
少なくとも前半を見る限り
両者 . . . 本文を読む
沈黙の前半、枠を捉えたシュートはひとつもなかった
さほどサッカー好きでない友人のひとりはこう呟いた
「なんかつまんないね」
日本代表が前半に決定機を向かえることは少ない
僕が驚いたのは珍しくそこでジーコが動いたことだ
大黒将志、つまりフィニッシングタッチの巧みさで他の追随を許さない
日本最高のゴールゲッター
代表復帰後、ゴールへの意欲を隠さない柳沢敦と組む前線は確実に迫力を増した
柳沢敦は力強 . . . 本文を読む
印象に残る日本人選手のプレイのひとつに
アトランタ五輪のブラジル戦で服部年宏がみせたタックルがある
後半開始直後
先制点を強奪しようとペースをあげるブラジルの象徴的な選手
交代出場のゼ・エリアスに服部は背後から襲いかかった
タックルは明らかにボールを狙ったものではなかった
ようやく剥き出しにしてきたブラジルのあまりにも鋭い牙を削ごうとする赤紙覚悟の試み
ひょっとしたら彼はサッカー界の巨人を前にパ . . . 本文を読む
中村俊輔や小野伸二を中心にしたチームを望む声もある
でも大一番で最も頼りになる選手といえば、やはり中田英寿をおいて他にはいない
「精神力の強さ」という才能に関して
中田は他の日本人選手よりも100歩抜きん出て優れる
だから大舞台で毎回のように活躍をみせる
日本を初のW杯出場に導いたイラン戦、シドニー五輪最終予選のカザフスタン戦、ASローマのスクデットを決定づけたユベントス戦らと同様に
6月4日のバ . . . 本文を読む
2位で予選通過なんて苦痛だ
僕は2000年、2004年とアジア杯を制覇した日本は、議論の余地すらなくアジアの盟主だと思っている
(日本は1992年にも優勝カップを掲げている。つまり過去4回の大会で3回優勝していることになる)
だから予選突破なんて当然で
むしろホームでイランにしっかりと借りを返すことを含め、残り3試合でしっかりと勝ち点を伸ばして
(高望みでないならば、フィリップ・トルシエの時代より . . . 本文を読む