11人の侍

「生きている間に日本がワールドカップを掲げる瞬間をみたい」ひとたちの為のブログ

CL日記 ~巨人殺し~

2005年11月02日 21時52分59秒 | サッカー
チームの主力だった2人の韓国人選手をイングランドに送り出しても
PSVは昨シーズンのレベルを保っている
前半11分にファルファンが決めた見事なゴールを
(あのジダのニアを抜いてみせた)
巧妙に守りきってみせた

終盤に次々とディフェンダーを投入して逃げ切る術は
オランダの象徴的な戦法ではないけれど
レアル・マドリードや極東のアジアでも指揮を執った
百戦錬磨のヒディングならではだと納得

選手層が昨シーズンほどじゃないにせよ
コクーやアレックス、ファルファンなどのトップクラスは健在だし
PSVが再びベスト4の舞台に残ったとしても
僕はそんなに驚かない


チェルシーの敗北にはおおいに驚かされた
ロンドンの猛者は前回の対戦で4点を挙げてベティスに格の違いをみせつけている

もっとも今回の対戦の舞台はスペイン、セビリア
アラン・ハマー主審はプレミアシップの黒服のように接触プレイに対して寛容じゃなかった
そしてこの事実はチェルシーをおおいに苛立たせていた
10枚のイエローが乱れ飛び
キャプテンのテリーは終了の笛と同時に主審の下に詰め寄っている

ただ、ドリブルや中距離のシュートを効率よく使った
スペイン的なカウンターアタックを筆頭に
ベティスのサッカーは金星を挙げるにふさわしいものだった

ハイライトとなったダニの殊勲弾を引き出したのは
ギャラスを出し抜いたエドゥの秀逸なスルー
ペナルティエリアのなかでも周囲の状況を完璧に把握していた