11人の侍

「生きている間に日本がワールドカップを掲げる瞬間をみたい」ひとたちの為のブログ

イングランド、強いっ!!

2005年11月14日 12時18分55秒 | サッカー
終了間際に投入されたピーター・クラウチは点取り屋としては凡庸だ

でもマイケル・オーウェンとウェイン・ルーニーという
世界一俊敏なツートップの間に入ってプレイすれば
202センチの長身は途端に超強烈な個性と化す

ロスタイムまで眠っていたオーウェンの目を魔法でも解いたかのように覚ましてみせた
小柄な副キャプテンがたった3分の間にふたつのヘディングを決めるとは驚きだ

あの百戦錬磨のアルゼンチンが堪えきれずに逆転を許した

ディヴィッド・ベッカムにフランク・ランパード、スティーヴン・ジェラードをピッチに残し
なおかつ左前方では途中出場のジョー・コールがインスピレーションを撒き散らす
南米の猛者といえどパニックに陥って不思議ない

スヴェン・ゴラン・エリクソンはきたるドイツW杯で
この布陣をきっと再現するだろう

ランパード、ジェラードの持ち味を存分に活かすために
中盤の先発にはレドリー・キングの配置が濃厚だけど
(オーウェン・ハーグリーヴス、もしくはアラン・スミスにも可能性はあるかもしれない)
リードを許したまま後半を迎えたら
コールとクラウチを満を持して投入する

どんな守備壁をも破壊しうる最終兵器を手にし
エリクソンのイングランド代表はいよいよ完成を迎えようとしている