皆さんは、@の記号を目にしたことがありますか?元々、「単価」を意味する記号として使われていましたが、現在ではさまざまな意味を持つ記号として使われています。どのような使い方をするのか、みていきましょう。
@の呼び方
日本語では「アットマーク」や「ナルト」とも呼ばれます。ただし、日本での「アットマーク」という呼び名は、実は和製英語。日本語での正式名称は元々の意味でもある「単価記号」で、国際的には「コマーシャルアット」が公式の呼び方です。英語では「アットサイン」や「アットシンボル」とも呼ばれます。
@の意味
・単価を表す
会計や経理などの分野では、現在でも単価を表す記号として使用されています。1個100円の商品であれば@100円と表記し、計算する場合には@100円×20個などと表記します。
・場所を表す
英語の「at」を由来としていることから、「場所」を伝える表現としても、「温泉@箱根」「待ち合わせ@立川」などのように、アットマークが使われます。
・メールアドレスや、SNSではドメインの区切り
多く知られているアットマークの使われ方は、メールアドレスですね。「〜@gmail.com」のようにユーザー名とドメイン(インターネット上の住所)の区切りとして使われていますが、これもドメイン上にユーザーが存在するという“場所”を表す意味からきているようです。
また、X(旧Twitter)やLINEなどのSNSでは、「@〜」と名前・アカウント名の前に@を表記することで、特定の相手を指定する意味でも使用されます。例えば、旧ツイッターでは、@fuchu_tokyoで検索すると府中市公式にメッセージを送ることができます。
メールアドレスやSNSのアカウントでは、全角の@では無効です。半角の@を使いましょう。それ以外では、基本的に全角と半角のどちらでも構わないようです。
・絵文字として
「(@_@;)」のように、主に驚いたときの表現として使われるケースもあります。