iPhoneの「音量ボタン」は、実は「音量調整」する以外にも使い方があります。その2です。
iPhoneの「音量ボタン」は、本体の左側面に付いている物理ボタンです。上は音量を上げて、下は音量を下げます。
■緊急SOSを呼び出す
「サイドボタン」と「音量ボタン」のどちらかを同時に長押しすることで、緊急 SOSを呼び出すことができます。緊急 SOS を使えば、iPhoneがロックされた状態でも、警察や海上保安庁、消防へ連絡し、同時に位置情報も伝えることができるのです。
また、事前に登録してある緊急連絡先にも位置情報を通知することができるので、自身の位置が把握できない場合や意識を失って位置を伝えられなかった場合などに大きな効果を発揮してくれます。
「緊急電話」スライダをドラッグして、必要な緊急通報サービスに電話します。
スライダをドラッグする代わりに、サイドボタンと音量調節ボタンを押し続けた場合、カウントダウンが始まり、警報が鳴ります。カウントダウンが終わった後でボタンを放すと、iPhone から自動的に緊急通報サービスにつながります。
間違ってカウントダウンが始まってしまった場合はキャンセルできます。iPhone 8 以降では、カウントダウンが終わる前にサイドボタンと音量調節ボタンから指を放します。iPhone 7 以前では、「停止」ボタンを押してから「通話を停止」をタップします。
救急車や消防車が必要ないのに電話をかけてしまった場合は、電話を切らず、相手が出るまで待った上で「間違いでした」と伝えてください。
ロック状態でも使える「緊急電話」機能はありますが、こちらは手動でダイヤルが必要です。110番や119番、海上保安庁の番号(118番)の番号を自分で押して電話をかけます。
緊急SOSは、緊急電話と違って、番号をダイヤルしなくても発信できる点が大きく異なります。
いざという時に実際に操作できるように、事前に直前まで操作しておくとよいですね。くれぐれも、実際に緊急通報することの内容に気をつけてくださいね。