凡夫の日常(たんたんぴー日記)

たんたんぴー(キジョラン)は綿毛のついた種です。風に吹かれてどこに飛んでいくやら。淡々坦々にも通じる気持ちです。

タイの本田宗一郎

2016-07-13 | 日記
日本経済の私の履歴書欄にタイのCPグループのタニン・チャラワノン会長が取り上げられている。どういう人物かまったくわからなかったが華僑で親の代から農家の使う種の事業で中国(種の生産)とタイ(販売)を行き来ししていたが最初資本家優遇だった中国共産党の突然の翻意(資本家叩き、資産没収、身柄拘束)で共産党の魔手を逃れタイの事業を一族で拡大していった中心人物だ。(南シナ海の不法占有をみても中国は利益第一でやり口は無法かつ暴力的である)

事業が拡大すると一族経営では争い事が起き事業の存続に影響がでるという父親の考えに沿い経営から一族を排除(株主として処遇)を決断し、子弟も就職させないようにした。わずか30歳前のことだ。ホンダも大きくなるにつれ弟を解職し一族排除した。課長職以上の幹部職員の子弟はホンダに就職することはできないと聞いている。資本と経営を分離したのが日本を代表する企業に育った一つの理由なのだ。ホンダと並ぶ戦後企業で世界を代表する電機メーカーを凋落させたの創業者の娘婿だということがささやかれている。情実人事は社員のやる気を失わせ創造性が売りの企業を腐敗させた。この人物の問題は平凡なのにそうでないカリスマ(マスコミがおだてた。)だと思い込んだのが悲劇だ。一族でも優秀な経営者はいるが一族の中でそうそう人材はいない。

兄弟は他人の始まり
会長の父親は息子が結婚したら同居させず独立させた。理由は嫁が家族間のことに口出しし兄弟間の仲が悪くなることを恐れたためだ。中国人女性は口では男より強く自己主張が激しい。ことわざは生きている。