羽迫さんの町屋あれこれ・・・佐川の町並み~栗田真二の世界3
10~司牡丹 酒蔵
長大な酒蔵は、長さ85mで国内でも有数の長さを誇る。
建築は天保9年(1839)で、東西2棟を繋いだものである。
東棟は「黒金屋本家」、西棟は「黒金屋出店」であった。
幕末の頃は、上町周辺で9軒も(「黒金屋本家」「出店」
「岩屋」「入吉屋」「生金屋」「西秤屋」「吉田屋」「岸屋」
「高橋屋」)造り酒屋があったが、やがて淘汰され、
大正7年には3軒になり、竹村本家・竹村出店・浜口家が
合併して「佐川醸造」を設立した。
その後、「司牡丹」に発展した。
07~町の駅、観光案内所
この建物は武村本家の貸家棟であり、三軒長屋
(東棟・中棟・西棟)の形式を留めた古い建物である。
東棟は当初、納屋として建築されたが、後に住宅として
改築。中棟はかっては味噌蔵であったものを、終戦後、
住宅に改造後に、納屋として建築。
西棟は大正期頃までは、高陽銀行(現四国銀行)
佐川支店として使用されていた。
現在は、中央の家を、町の駅として観光案内や、
おみやげの販売もしています。
~一寸一服いかがでしょう~
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