アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

編曲と言えば山形県民の歌「最上川」も...

2008年12月22日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
先日,ヒミツのケンミン何とか,いう番組で,山形県スペシャルをやっていた。
「生垣を食う」(旧・米沢藩),「枝豆を味噌汁にそのまま入れる」(鶴岡市周辺?)等々...毎週,大阪府民を笑っていたら,山形県が一番笑える,ってことらしかった。
家庭内では「ま,全国区になるのは良いかも」と肯定的だったが...

で,やっと本題。
この県民になかなか歌われていないのが山形県民の歌「最上川」だ(楽譜も公開されており要チェック)

また,さるオヤジ作のMIDI(要はカラオケ)はコチラ!
(以前,県の「最上川ホームページ」に採用されていたもの)

詩は昭和天皇の御製の短歌であり,曲は東京音楽学校(現在の東京芸術大学)教授であった島崎赤太郎の手になる。

個人的には「君が代」とともに音楽的に秀逸であると思う。
「君が代」など,昔は「まったり」していて好きとは言えなかったが...
(思想信条的なやり取りをする気は全くなし)

さらに優れているのは,ピアノ伴奏譜が,ほとんど混声四部(部分五部)合唱にそのまま使える,ということ。

それを理解していない県関係者および音楽家が多いため「余計な編曲」などしてしまい,本来の良さを失うケースも多いのだ。

てことで,混声アカペラ版として分解したうえで,編曲と言っても約2%くらいをいじれば済むことだ。

あと,いくら芸大教授とは言え,時代が古すぎる(昭和初期に没した)人であり「フレージング」がおかしい(細かすぎる)ので直してしまえ!
(追記)「<>の指示が細かい」との意。

で終わりです。