アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

珍しくたっぷりとNHK学校音楽コンクールを鑑賞(Nコン・小学校の部)

2008年12月12日 | 音楽系(合唱,作曲・編曲など)
今年は,暇にまかせて,珍しく「Nコン」の全国大会をたっぷり観賞した。
で,今日もHDDレコーダからハイビジョンで再生している(素晴らしい時代だ)

まず気になったのは,銅賞の2団体とも「兄弟」という曲だったこと。

漢字は昔,中国で生まれ,遠い日本に伝来したこと(歴史)
山,馬,風などの漢字は,その形に意味があること(象形文字)
さらには中国で生まれた四字熟語のこと等々。

確かに,詩の言っていることは事実なのだろうと思うし,漢字というものを根本から理解してもらいたい意図はわかる。

が,私のような凝り固まった思想の者が聴くと「中華思想万歳」「中国文化は偉大」としか感じられない。

ナショナリズムを語ることが,教育現場で未だにNGなのかは知らないが,この曲を全国レベルの指揮者(というより教員)が選曲してくる,というセンスがどうにも理解できない。

[閑話休題]

さて,さらに上位の銀賞は,弘前の小学校で,地元の津軽民謡を題材とした「あいや節幻想曲」という,大変ノリの良い自由曲。
欧米人の多数が日常的に歌うミサなどと同様,作為なく生活の中にある音や方言を歌う(歌える)ということに,素晴らしさを感じる,心を打つ演奏だ。
児童たちも「ネイティブ津軽人」にて目が活き活き,作詞・作曲が同一人なのもすごい!

自分も,このことには,かなり触発され,自称「アマチュア作曲家」としては,いずれ庄内地方(というか酒田・飽海地方?)の音と方言による曲を書きたいと,強く思った..と言いつつ,存命中に書けるかは不明。

最後に金賞は東京の私立の学校だった。
発声は紹介のあったとおり,かなり練れて質も良いのだが...
課題曲の詩の語尾が「~になる」とせっかく韻をふんでいるのに,全て「~になう」と聞こえてしまう。

てことで,私はなかなかプラスに取れないため,こういうのは「ノイズ」に感じるほうだ。
そんな意味では弘前のプラス要素がずっと好きである。

余談だが,レコーディング技術もテープから光メディアの時代になり,音のみから映像つきとなった。
それゆえ,私のような者にとっては,指揮者目線で,その団体が練習から本番までに「捨ててきたもの」「拾ってきたもの」がダイレクトに伝わってくる。

こちらのセンスが大いに問われることでもあるのだが,大変ありがたいことだ。

学区内にあるスーパー「ト一屋」(といちや)にて

2008年12月12日 | ウォーキング&サイクリング系
私のリハビリにもいろいろあって,今は既に合唱活動がメインになっているが,写真の10月当時は作曲・編曲とサイクリング&ウォーキングだった。

たまたま嫁のニーズに合わせて自転車(二人ともスポーツサイクルです)で買い物に出てみた。

嫁はもちろん,買い物自体に気合いが入っている。
で,最後にレジへ..私は待っていた..ところ...

スーパーの近所にある酒田●中の1年3組とかの皆さんがゾロゾロ..並んでいる。
さらに引率の教員がCDを鳴らす。
と思ったら,始めたのは合唱。
校内学校コンクールの直前に恒例の「場慣れ」の授業らしい。

ネームとかの色を見ると黄色,ウチの息子らが3歳ずつ違っていて全て学年色が黄色だったのだが,三男からさらに6年下の子たちのようだ。
たまたま引率の教員に覚えもあった。

うーん,思わず全部聴いてしまい,拍手してしまった。
(なかなかいいぞ!)

ちなみに,件の三男の3年時の曲は,鈴木憲夫?の「人間」だった。
「おっ,いいぞ!」と思ったら,大賞をもらっていた(親バカ)