たまたま過日の「ハレルヤ」の午前中「やれれば面白い」という曲の件で,少しの進展があった。
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フォーレの「レクィエム」は,父が死ぬる頃,初めて練習していた大曲で,その年の酒田混声合唱団の定期演奏会において恩師で媒酌人もしていただいた田中先生ご夫妻の指揮・伴奏により演奏した。
その夜は日曜日だったのだが,もちろん心はどんよりした「レクイエム」(死者のためのミサ),前日は賑やかに酒田E高校の文化祭と,気持ちの切り替えが困難な週末だった。
私は既に人生の目あてなく,髪も伸ばすに任せ,ついにその頃には肩まであった。
やがて私は他人に負けぬよう仕事をがんばったりもしたが「人間のがんばりの総和」は大体決まっているようで,私は病となり,黄泉の淵を彷徨う。
ところが,この「レクィエム」には,途中,仙台時代にパリ室内管弦楽団の皆さんと2回,一般の方々と1回,地元に戻り件の酒田混声にエキストラで1回と,何度か歌う機会を得た,というか縁が多すぎというか..
Kings College Faure Pie Jesu and Agnus Dei
約15年ほどPCで音楽をいじるなど,結果的に作曲やらに役立つことをしつつ復活,毎月の手持ちからオークションやら何やらと,気になる楽譜を集め,Youtubeなどで低い金銭で楽曲を探すと,家人に叱られるくらいにネタがたまってきた。
"Sakata Coro a Cappella"で宗教曲を中心に,小品を多く扱ってきたが,もっと形態の違うというか「たぶんできなかろう未知の領域」を考えるようになってきている。
ここ最近,合併なった酒田K陵高校の音楽部に弦楽班というのがあり,素直な良い音楽を聴かせてくれる。それを聴いたとき,お互いにアンサンブルで弦楽も難易度は高くないため,このフォーレの「レクィエム」が思い出された。
この部分は"Pie Jesu"(慈悲深き イエスよ),"Agnus Dei"(神の子羊)の2曲だが,特に"Pie Jesu"のソプラノ・ソロの歌唱へは,群を抜く声と心の清廉さというか透明さを求められていて,ビブラートのある,あるいは太めの,あるいはピッチの怪しい声では務まらない。
さて,向こうの指揮者は高校の同級生のM君で,当時お互いに吹奏楽と合唱の指揮者同士だった。
趣旨を話してみると「おい,こっちは3年生が9人も抜けて,1,2年生でたった9人だぞ」「それ言ったらこっちも9人だよ(威張るポイントではない(笑))ペーパーバックのフルスコアならあるから,参考に送るよ。たぶん難易度は問題ないだろう」「わかった。だけど,編成に合わせて編曲する必要があるな」と,他の合唱指揮者(主に女性)と違い男同士&同級生ってのもあり,話は進んだ。
合唱譜も一部,追加でamazonから購入したので,前記の演奏を「例」として送ろうかと思う。
て,福女さん(仮)の夫よ~!この企画が成立したら手伝ってくれよ~~!(お涙頂戴か??)
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フォーレの「レクィエム」は,父が死ぬる頃,初めて練習していた大曲で,その年の酒田混声合唱団の定期演奏会において恩師で媒酌人もしていただいた田中先生ご夫妻の指揮・伴奏により演奏した。
その夜は日曜日だったのだが,もちろん心はどんよりした「レクイエム」(死者のためのミサ),前日は賑やかに酒田E高校の文化祭と,気持ちの切り替えが困難な週末だった。
私は既に人生の目あてなく,髪も伸ばすに任せ,ついにその頃には肩まであった。
やがて私は他人に負けぬよう仕事をがんばったりもしたが「人間のがんばりの総和」は大体決まっているようで,私は病となり,黄泉の淵を彷徨う。
ところが,この「レクィエム」には,途中,仙台時代にパリ室内管弦楽団の皆さんと2回,一般の方々と1回,地元に戻り件の酒田混声にエキストラで1回と,何度か歌う機会を得た,というか縁が多すぎというか..
Kings College Faure Pie Jesu and Agnus Dei
約15年ほどPCで音楽をいじるなど,結果的に作曲やらに役立つことをしつつ復活,毎月の手持ちからオークションやら何やらと,気になる楽譜を集め,Youtubeなどで低い金銭で楽曲を探すと,家人に叱られるくらいにネタがたまってきた。
"Sakata Coro a Cappella"で宗教曲を中心に,小品を多く扱ってきたが,もっと形態の違うというか「たぶんできなかろう未知の領域」を考えるようになってきている。
ここ最近,合併なった酒田K陵高校の音楽部に弦楽班というのがあり,素直な良い音楽を聴かせてくれる。それを聴いたとき,お互いにアンサンブルで弦楽も難易度は高くないため,このフォーレの「レクィエム」が思い出された。
この部分は"Pie Jesu"(慈悲深き イエスよ),"Agnus Dei"(神の子羊)の2曲だが,特に"Pie Jesu"のソプラノ・ソロの歌唱へは,群を抜く声と心の清廉さというか透明さを求められていて,ビブラートのある,あるいは太めの,あるいはピッチの怪しい声では務まらない。
さて,向こうの指揮者は高校の同級生のM君で,当時お互いに吹奏楽と合唱の指揮者同士だった。
趣旨を話してみると「おい,こっちは3年生が9人も抜けて,1,2年生でたった9人だぞ」「それ言ったらこっちも9人だよ(威張るポイントではない(笑))ペーパーバックのフルスコアならあるから,参考に送るよ。たぶん難易度は問題ないだろう」「わかった。だけど,編成に合わせて編曲する必要があるな」と,他の合唱指揮者(主に女性)と違い男同士&同級生ってのもあり,話は進んだ。
合唱譜も一部,追加でamazonから購入したので,前記の演奏を「例」として送ろうかと思う。
て,福女さん(仮)の夫よ~!この企画が成立したら手伝ってくれよ~~!(お涙頂戴か??)
フォーレのレクイエムは、私が一番初めに聞いたレクイエムです。大好き♪
歌った事はないけっど、楽譜も持ってだよー!
是非やってけろー!そん時は楽譜たがって、酒田まで遊びさ行くよー。
私は最後の、「イン パラディズム」(←ラテン語で書かんねー!^^;)が好きだず♪
毎日が(時間的,精神的に)いっぱいいっぱいでやってますもので...
音の構成は厚めですが,そこいらの団体でも歌える良さ,逆説では「贅肉が削られた美」があります。
Gabriel, Faure: Requiem, Op. 48 In paradisum.
私ももちろん,この曲が最初のレクイエム,というかミサ曲でもあります。
まだ17でしたから。
私は圧倒的にソロ曲の"Pie Jesu"なのですが,この曲はとてもとても歌い手を選ぶんですよね。
"paradisum"の"s"も"Jesu"の"s"も,(バチカン式)ラテン語では,前後の母音に挟まれた場合に「濁音」となります。
が,実際には日本語のはっきりした「ズ」(ましてや村山弁の「ズ」)ではなく,口先を少し開く「半濁音」(造語)かと思います。
ましてや,フランス人のフォーレでは「ス」の団体も多いかも,ですね。
私の習った最初の宗教曲は,ルネッサンス・フランス周辺の「フランドル楽派」でしたので「ス」で教わりました。
言えば,「u」は「限りなく・オ」とか教えますがね。
オマケですが,"h"も殆ど言わない。
サッカーの本田選手も,イタリアなどラテン語圏では「オンダ,オンダ」と言っているようにしか聞こえません。
あれだけ巻き舌キツイのに(笑)
わっ,寝ないと..(苦笑)