幸せのカケラ

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心理学の落とし穴

2017-02-08 22:29:27 |  ├セラピストのあり方
こんばんは。
伊藤裕子です。


私がコーチングを学んだときに講師に言われたこと。


 「心理学は学ぶな」

カラーセラピーを支えている学問のひとつが心理学なので
「ほほーう」と聞きながら、彼がそう言った理由を考えました。


それは…


  


心理学の中には、しばしば人をパターンで分類するものがあります。

代表的なものをあげるとすると、ユングのタイプ論。

人を大きく

 内向的な人・外向的な人

にわけ、さらに

 思考タイプ・感情タイプ・感覚タイプ・直感(直観)タイプ

と分類していきます。

全部で8タイプに分けられるということね。


私がパーソナルカラーやカラーセラピーを学びはじめた頃、
心理学を学んだという人との間にこんな会話がありました。


 彼女「あなたは外向タイプだよね」

 私 「え?でも私、内向的な面もけっこうあるよ。
    ひとりの時間が欲しいし、何で生まれてきたのかとかよく考えるし」

 彼女「いやいや。私、心理学勉強したから!
    あなたは絶対外向タイプだよ。
    明るいし、人ともよく話せるし。絶対そう!」


決めつけ、押し付けられている感覚に、私は嫌な気持ちになりました。



みなさんも、似たような経験はありませんか?

イメージしやすいのは、血液型かな。


 「O型かぁ。おおらかで大雑把な…ね」

 「AB型なんだ~。二重人格なわけね~」


本人が「そんな面もあるな」と自己認識しているのなら、
きっと笑って受け流す。

でも、そうじゃなかったら…


 「世の中には4タイプの人間しかいないなんておかしいじゃないかーーーっ!!」


となりませんか?

私は少なからず、この叫びを聞いたことがあります。


  


自分という人間はひとりですが、
人は自分の中にいろいろな顔を持っています。

 娘の自分、妻の自分、主婦の自分、会社員の自分、
 学生の自分、○○君の恋人の自分、△△君の元カノの自分、
 ☆☆ちゃんの友人の自分、♡♡ちゃんの友人の自分…

相手、場所、立場、年齢、環境、状況によって、表に出てくる自分は千差万別。

そのすべてをひっくるめて、自分なわけです。


だから当然、

  外向的な私も内向的な私も存在する。

  そのパーセンテージが、人それぞれ違うだけのこと。


だから、

こうじゃなくて



こう!(この例はイメージよ)



  


これがまさに、心理学の落とし穴なわけです。


《あなたは1/8のどれかのタイプ》ではなく、

《8タイプがどう混在していて、そのどれがどんな時に出てきやすいタイプなのか》

ということ。
それならわかるかな?


まぁ、いくつに分類するかだって、作った人によって違うんですけども。


それがわかっているだけでもね、
コミュニケーションが豊かになるよね




決めつけをやめると、相手が深く見えてくる。

伊藤裕子でした♡




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