春は桃色の花が多く見られます。
この桃色と白のコントラストが、境内をより華やかに演出してくれています。
さて、私の大好きなこの花が咲く木、名前を【木瓜】といいます。
実が瓜に似ていて、木になる瓜で【木瓜】。
このまま【きうり】と読みたいところですが…、これを【ボケ】と読みます。
花言葉は、『先駆者』 『指導者』 『妖精の耀き』 などなど、ちょっと立派なイメージを抱かせるものばかりですが、名前が【ボケ】だと…どうも締まりが悪く思えるのは私だけでしょうか。
しかし、カリンの実と同じように、ボケの実にも喉に効く成分があり、漢方で調合されることもあるという、なかなかの優れものです。
大気汚染には強くない品種とのこと。
この花を愛でることのできる幸せを噛み締め、これからも美しく咲き誇ることのできる環境づくりを、私の生活の中から見直していかなければならない岐路に、今立っています。
ボケから「ボケっ」とツッコミを入れられないようにしなくては…。