3連休の日曜日、鹿狼山は晴天ではありますが風が強いです。鹿狼の湯からの登山道は「蔵王おろし」も遮られ、県界尾根までは風もありません。眺望の森コースは中腹にひだまりがあり暖かいのかこの冬にスミレの花が見られました。先週頂上付近で登山姿の老人に「ほらスミレが」と通りすがりに声をかけられ「ああほんとだ、春ですね」と心がうちとける気持ちがしました。あのときは薄紫色のつぼみでした。今日はこの暖かさに花開いてくれていました。登る先々にアオジが地面で餌をついばんでいるのか、人影に驚いて脇の藪にさっと隠れます。頂上は風が強く。頂上下の休憩所は昼食と風よけの人々で賑やかでした。樹海の森コース中腹の四阿で昼食をと思いましたが先客がいらっしゃいました。おじゃまするのも何かとそのまま下山しました。途中、つづらおりの下りから、最近整備されたミニ展望台に抜ける道に分かれ、やや落差が大きすぎるかと思われる花崗岩の階段にゆっくりと膝曲げ、降りました。さてと、この階段がちょうど座るのに良いかなと思い腰掛け、おにぎりをほおばりました。うまい。急に時雨れてきて雪模様。寂しげですがこれも風情があります。嬉しくも悲しくも雪少ないこの冬にわずかに降りかかった雪を撮りたくてリュックと煙る下り道を撮りました。 鳥居あたりから鹿狼の湯を見ると待っていてくれた母と娘がガラス越しに手を振ってむかえてくれました 。
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