相馬の野鳥

相馬から野鳥の四季を綴ります。

アオサギ 孤舟蓑笠の翁

2008-10-21 18:38:58 | 松川浦

18日土曜日、松川浦、磯部へ、今日は「もや(靄)」がかり、霞んでいました。いつもの葦の小島に流れ着いた小舟があり、そこにアオサギがとまって、じっと考えているようにも、餌をねらっているようにも見え漢詩「江雪」の釣り糸を垂れる孤舟の翁にも映るのでした。今日は、ハシブトガラスがいないせいかシギが近くで採餌しています。オバシギ、オグロシギですね、ヒドリガモの群れは300羽ぐらいいるでしょうか。Photo Photo_2 やがて冬がPhoto_4Photo_3  Photo_5 Photo_11 Photo_9 Photo_10

                         

                       

                                                          千山(せんざん)鳥の飛ぶこと絶え

万径(ばんけい)人の跡 滅(き)ゆ

孤舟(こしゅう)蓑笠(きりゅう)の翁

独り釣る寒江(かんこう)の雪

訳 

あらゆる山には飛ぶ鳥の影が消え、あらゆる径には人の足跡が消えた。

ポツンとある一つの舟には蓑笠の老人が独りでこの雪の川で(この浦で)釣り糸を

垂れている。


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