相馬の野鳥

相馬から野鳥の四季を綴ります。

風運ぶ 春のぬくもり

2009-03-15 15:06:23 | 松川浦

 15日(日)の今日、昨日の雨風から前線の通過とともに冬型に戻るかと思われた今日、この青空の気持ちの良いこと。風は強いけれども15℃近くまで気温が上昇しました。気温の高まりにつれ、胸のあたりからどこかしら野に出たいという衝動が湧いてきます。不思議なものです。午前中は鹿狼山へ、2週間ぶりですが、キクザキイチゲがもう花を咲かせています。その傍らには堅香子(カタクリ)の葉が地中から「春だよ」と告げているようでした。ジョウビタキの雌を枯れたタマアジサイの根元に見かけましたが、すぐ飛び去っていってしまいます。不忘山山頂の美しいこと。翻って頂上から相馬港を眺めるとタンカーがタグボートに押されて、入港するところでした。石炭の陸揚げでしょうか。松川浦はもう昼に向けて下げ潮気味に干潟が見え始めていました。下山途中、猪の獣道、春ととともに水が澄んで鯉が泳ぎ始めた防砂堤一つ一つが春に。お昼をすませて磯部漁港へ向かいました。車を降りて様子を見ると黒猫が、カモをねらっているではありませんか。が、届かない。干潟にはカワウ20羽ほどが羽を休め、塩溜まりにはヒドリガモ、マガモが泳いでいます。シギチドリは見かけません。次いで宇多川河口へ移動しました。前々回紹介したライブカメラの処です。カワウ、ヒドリガモ、黒に白鼻のオオバン、オオセグロカモメ、マガモなどが強風に向かってじっとこらえているようです。風強くしょうがないと諦めて、帰路について市内の相馬アルプス工場北側小泉川にさしかかったところで、岸辺の砂利にクサシギを一羽発見、初めて見ました。偶然でしたが見落とすことなく写真撮れて良かったです。Dscn2819 Dscn2820 Dscn2823 Dscn0972 Dscn2825 Dscn2826Dscn0969 Dscn0964 Dscn0971 Dscn0978 Dscn0982 Dscn0983 Dscn0984 Dscn0985 Dscn0987 Dscn0988 Dscn0996 Dscn0995