国分一太郎没後30年記念
第11回国分一太郎「教育」と「文学」研究会のご案内
国分一太郎「教育」と「文学」研究会会長 田中 定幸
国分一太郎・こぶしの会会長 大江 権八
先日、東根からサクランボがいろづきはじめたという便りが届きました。第11回国分一太郎「教育」と「文学」研究会のご案内をさし上げます。
ご承知のとおり、国分一太郎は、1911(明治44)年東根市に生まれ、1930(昭和5)年長瀞小学校の教師となりました。そして、生活綴方教育とその運動、想画教育などの実践研究にとりくみました。戦後は、日本作文の会・新日本文学会などで活躍。また数多くの提言をし、児童文学者・教育研究者として民間教育運動のリーダー的存在でもありました。1985(昭和60)年2月東京でその生涯を閉じ、現在は東根市津河山の里で安らかに眠っています。
今年は、国分一太郎が亡くなってから30年の年に当たります。改めてその足跡を偲び、顕彰し、発展を期して充実した会を計画しています。戦前の長瀞小学校での実践、戦中の生活綴方・図画教育への弾圧、そして戦後の『新しい綴方教室』『君ひとの子の師であれば』などによる生活綴方運動の広がり等について、多岐にわたった話題が展開されます。
今回も東根市教育委員会等の後援をいただき、下記のとおり研究会を開催いたします。
研究会へのご参加、ご協力をよろしくお願いいたします。また、温泉につかりながらの交流も深めたいと思っております。
記
一 会場 長瀞公民館 東根市大字長瀞1259
■TEL: 0237-42-0301
二 日程
研究会《第一日目》 7月18日(土) 13:30~16:00
「国分一太郎と長瀞」
□国分一太郎の作品朗読と音楽
朗読 羽柴 麻美 (山形童話の会)
歌唱 斉藤 文四郎(東根市音楽連盟)
渡邉 ゆき子(東根市音楽連盟)
ピアノ 青野 里奈
□長瀞小学校の想画教育
講師 小野 正敬(長瀞想画を語る会)
想画の鑑賞
墓参 17:00~17:30
交流会 18:30~21:00 青松館
見学 随時 国分一太郎資料展示室 教育碑
7月19日(日)9:00~15:00 分科会・報告・講演
分科会 9:00~10:30
①「生きる喜びを仲間と感じあう子どもたち」―震災後の年長組の1年を振り返って― 三浦 和恵(仙台 保育問題研究会) 共同研究者 安部 貴洋(山形県立米沢栄養大学) |
②「こんなことを書いてきた」 ―つづることの意味を求めて― 増田 俊昭(東大阪市立荒川小学校 教員) 共同研究者 乙部 武志(綴方理論研究会) |
特別報告 10:40~12:10
作文教育が罪にされた時代 「獄中メモは問う」 ―北海道綴方連盟事件― 佐竹 直子(北海道新聞 釧路支社勤務) |
記念講演 13:00~14:30
伸びて繁るものは必ず根あり
―国分一太郎の教育観と生活綴方―
玉田 勝郎 (関西大学 名誉教授)
三 参加費 無料
四 宿泊
宿泊代 11.500円(交流会の費用・昼食代を含む。当日宿で徴収します。)
宿泊場所 青松館(山形県東根市温泉町1-20-1・電話 0237-42-1411)
山形新幹線さくらんぼ東根駅下車タクシーで10分
山形新幹線村山駅下車タクシーで8分
五 主催 国分一太郎「教育」と「文学」研究会
国分一太郎・こぶしの会
後援 (東根市教育委員会 東根市音楽連盟 東根文学会 山形新聞・山形放送等)
六 申込先 〒332―0023 埼玉県川口市飯塚1-12-53
国分一太郎「教育」と「文学」研究会(事務局) 榎本 豊(宛)
電話 FAX 048-256-1559
*宿泊を希望される方は、7月11日(金)までに、葉書・FAXで申し込んでください。
*7月18日(土)さくらんぼ東根12:07着の方は、青松館のバスで会場までご案内いたします。