花のお山の焼物屋

座主窯押しかけ女房山里暮らし

blog休止のお知らせ

2019年09月17日 | 焼物屋の仕事

ご無沙汰しておりました。

全く更新しないブログをいまだに見にきてくださる方に心よりお詫び申し上げます。

ここのところ展示会のお知らせのみのブログになっておりましたがやはり更新を忘れてしまいます。

そこでこのブログは休止とさせていただきます。

フェイスブックのほうで「座主窯」のページがあります。フェイスブックをやっていない方でもご覧になれます。

今後はこちらのほうでお付き合いくださいませ。https://www.facebook.com/sabinowarabi/

長い間この不真面目なblogにお付き合いいただき本当にありがとうございました。

心より御礼申し上げます。


旅立ちの季節

2017年03月10日 | 焼物屋の仕事

退職・転勤などこれまでお世話になった方々との別れの時期になりました。

別れというのはいやですから「旅立ちの季節」と心の中で決めています。

自営業ですが我が家の窯焚きの助っ人にも転勤族の人たちがいます。

何度も何度も本当に助けられてきましたがやはり彼らにも旅立ちの日がやってきました。

それぞれもうすぐ新しい職場・生活が始まります。

どうか健康に気を付けて過ごしてもらいたいとちょっぴり親の気分で送り出したいと思っています。

花山のギャラリーの方へもそんな「旅立ちの季節」の贈り物を探しに来る方たちが訪れてくれます。

助っ人たちが必死に手伝ってくれたおかげで出来上がった品々。

そのことを胸に秘めながら大切にお客様にお渡ししたいと思います。


初窯

2017年01月25日 | 焼物屋の仕事

新年のご挨拶もしないまま今年最初の投稿(やっとですが)

18日~21日今年初めての窯焚きでした。

昨年の窯の手直しによりとても調子が良くいつもより6時間も焼成時間を短く出来たようです。

本日窯出しをしたところ焼き上がりもよくひと安心です。

これから1週間かけて一つ一つを洗いやすりをかける最後の仕上げの仕事が始まります。

皆様に見ていただけるのは2月に入ったあたりかと・・・

今年は雪も少なくに昼間の暖かさは春を思わせるようです。

春の移動やお祝いの記念品などどうぞ他にはない「べっぴん」を見つけに来てください。


窯焚き助っ人軍団登場!今夜は窯焚きじゃなくBBQ!

2016年07月26日 | 焼物屋の仕事

座主窯の窯焚きは3昼夜4日間の仕事です。

昼は夫と私が焚きますが夜~早朝は延べにして8人の助っ人たちが駆けつけてくれます。

彼らの他もう20年以上通う助っ人(窯焚きのプロ)(笑)そしてはじめはお客様でありながら今は薪窯の炎の魅力にとりつかれた助っ人たち。

皆さん昼間の仕事をこなし仮眠もままならないうちに来てくれます。

今のメンバーになり1年これまでにない頼りがいのある素晴らしい人たちばかり・・・

今回は地元にいるメンバーでBBQパーティー。

皆さんのおかげで夫も安心して夜に休めるようになりました!

それでもほとんどが転勤族でずっというわけにはいきません。

それぞれ山形・岩手・仙台に戻ってもいつまでも繋がっていたい人たちです。


兄のお手伝い

2016年07月22日 | 焼物屋の仕事

還暦を過ぎた兄が東京にいます。先月会社を退職しいまは就活中!!

合間を見て薪割りの手伝いに来てくれました。

暑い中汗だくで筋肉痛を起こしながらも4日間割り続けてくれました。

爺が元気なころは1日の仕事量は夫や兄の半分ですがコツコツ窯焚き用の薪を割ってくれたものです。80歳を期にやめてもらいましたが本人は体が続けばやりたかったようです。1尺以上ある太い薪が自分の手で細い薪に変えていくという単純ながらも面白味のあるこの作業。無心になれていいんですよね。

遠目で見えませんがちゃんと割っています(笑)

兄の薪割りの姿を遠目に見てジジの姿と重なり涙しました。

元気なころの爺薪割り風景

 

親子2代で夫の仕事を支えてくれることに感謝です。


くりはらツーリズムネットワーク「座主窯陶芸教室」

2016年07月11日 | 焼物屋の仕事

事後報告になりますが7月8~9日の2日間。年に一度の陶芸教室を開催しました。これはくりはらツーリズムネットワークという団体の企画で会員となっている私たちのイベントです。

陶芸教室の後にTea timeがあり前回までは「てから」のお菓子に座主窯の器で窯元と一服・・・といった流れですが今年はオプションでなかなか食べられない「てから」のお弁当も注文できて大好評!!

また、来年も必ず参加します!と言ってもらえたのがなによりでした。


陶芸教室参加者募集中

2015年07月21日 | 焼物屋の仕事

皆様ご存じのとおり薪窯しかない座主窯。

窯焚きは年に3~4回。

釉を使わない焼き締め。

等々の理由でなかなか陶芸教室はできません。

それでも年に1度だけくりはらツーリズムネットワークのイベントで開催しておりました。

いつも10月中旬からでしたが今年は繰り上げて開催いたします。

今回は自由製作ということで課題はありませんがマグカップ2個分くらいの粘土を使って製作いたします。

終了後「てから」のお菓子で窯元と一服もあります。どうぞご参加くださいませ。


窯焚き始まりました。

2015年04月22日 | 焼物屋の仕事

本日窯に火が入りました。

今回の窯は5月と9月の2組の結婚の引き出物が入りました。

数の多さもさることながら無事納品できるものを焼くというプレッシャーが轆轤仕事の時からず~っと続いています。

「窯焚き」のやり方は作り手によって様々です。

夜が更けていく中火を眺めつつ窯場で酒を飲みながら・・・なんていう方もいます。

とろり~とろり~と長い日数焚く焚き方ならばそれも有りかと思います。

ただうちの窯に関してはそれはかなり厳しい・・・

座主窯の窯焚きは忙しく激しい焚き方です。

5~7分に1度20数本の薪を投げ入れます。

1,000度を超えるあたりからは返しの炎の熱さも厳しくなり酒を飲んでは体力的にも辛くなってきます。

始めの頃は酒を飲みながらという時期もありましたがここ15年間は窯場でのお酒はご法度とさせていただいております。

最後の窯焚きによって3か月間の仕事が決まるわけですし今回のように注文品が多い場合はなおさらです。

1,000個近くの焼き物がどうなるかがこの4日間の勝負なのです。

窯出しが終わり無事焼き上がった満足感の中旨い酒を飲んでほしいと思っています。