花のお山の焼物屋

座主窯押しかけ女房山里暮らし

窯焚き始まりました。

2015年04月22日 | 焼物屋の仕事

本日窯に火が入りました。

今回の窯は5月と9月の2組の結婚の引き出物が入りました。

数の多さもさることながら無事納品できるものを焼くというプレッシャーが轆轤仕事の時からず~っと続いています。

「窯焚き」のやり方は作り手によって様々です。

夜が更けていく中火を眺めつつ窯場で酒を飲みながら・・・なんていう方もいます。

とろり~とろり~と長い日数焚く焚き方ならばそれも有りかと思います。

ただうちの窯に関してはそれはかなり厳しい・・・

座主窯の窯焚きは忙しく激しい焚き方です。

5~7分に1度20数本の薪を投げ入れます。

1,000度を超えるあたりからは返しの炎の熱さも厳しくなり酒を飲んでは体力的にも辛くなってきます。

始めの頃は酒を飲みながらという時期もありましたがここ15年間は窯場でのお酒はご法度とさせていただいております。

最後の窯焚きによって3か月間の仕事が決まるわけですし今回のように注文品が多い場合はなおさらです。

1,000個近くの焼き物がどうなるかがこの4日間の勝負なのです。

窯出しが終わり無事焼き上がった満足感の中旨い酒を飲んでほしいと思っています。

 


故郷の桜

2015年04月15日 | 山里の暮らし

2か月に1度石巻に行く用事があります。

今回は運よく日和山の桜満開に間に合いました。

3・11後日和山は何度訪れたことでしょう

眼下に広がる海は穏やかなのに手前の門脇地区はいまだに何もありません。

以前はジジの実家や高校時代のよく遊んだ友達の実家などあり私にとっては石巻の中でも思い出深い土地です。

日和山から眺めるたび胸が締め付けられ長いこと見ていることができません。

でも昨日は満開の桜に元気づけられたようです。

いまだ変わらぬものがありました。

でも石巻は変わっていきます。それがいいんです。みんなの志のように震災前より良い街に!!

応援していきます!皆さんもどうぞ足を運んでください!!

 


1年間

2015年04月13日 | 山里の暮らし

来週21日が父の命日

一周忌となります。突然の入院から1年4か月の闘病生活

11か月間の在宅看護

今なら短かったな~と思えますがその時はいつまで続くのだろう続けられるかと不安な毎日でした。

このブログを見ている方で現在介護や看護に携わっている方もおられるかもしれませんね。

私よりず~と長くそうしている方も・・・どうぞご自分の体を一番に考えてくださいね。

私には同時期に似た環境の友達が近くにいてお互い時々会って現状報告(愚痴の言い合い)

これが何よりの救いでした。

自分だけじゃないということが何よりの励みになりました。

父の旅立ちから1年たちようやく気持ちが前向きになり何かやろうという気持ちが起きてきました。

blogも書けるようになりました。

また放置もあるかもしれませんがやめることだけしないつもりです。

よろしくお付き合いくださいませ。

 

いまさらですがこの子たちがいて本当に良かったとつくづく感じます。

 

GWの自宅展示会のお知らせです。

5/2(土)~5/6(水)10:00~17:00 花山 座主窯 展示室にて

詳細はまた後で!

 

 

 

 


気持ちの良~い1日

2015年04月12日 | 山里の暮らし

【今日の写真ではありませんがこんな感じの気持ちよさでした】

風もなく花山湖がキラキラと輝く暖かな1日でした。

こんな日は自然と外にいる時間が長くなりますね!

お昼は久しぶりに外のテーブルで・・・

いつものボンゴレがとても美味しく感じられたのは私だけではなさそう~!(いつも通り写真なし)

「美味しいねえ外で食べると美味しいねえ」と繰り返す婆

私と夫も「ガンダルーではしょっちゅう庭で食事していたよねぇ」と久しぶりに新婚当時の思い出に浸ったり

「やっと冬から解放された~」と体いっぱいで感じた気持ちの良い1日でした。

 


父一周忌

2015年04月10日 | 山里の暮らし

4月21日が命日の父の一周忌の法要を先日4日におこなってきました。

今年に入ってから母方の叔父・父方の叔母が旅立ち、近年になく親戚と会う機会が続いておりました。

一周忌ということもあり緊張感もなくゆったりとした気持ちでいとこたちと話ができました。

お互い親を送る年齢となり子供もころとは違った連帯感を感じ嬉しく思いました。

まもなく本当の命日。一年前窯焚き中に入院していた父。

窯焚きが終わった夫の顔を見て安心したように翌朝旅立ちました。

そして今回は命日の翌日22日から窯に火が入ります。

どうか今回も最後まで無事焚き終わるよう見守っていてくださいね!