花のお山の焼物屋

座主窯押しかけ女房山里暮らし

あれから・・・はじめての雨

2008年06月30日 | 山里の暮らし
昨日地震後初めて雨らしい雨が降りました

地割れなど出ているところもあり避難勧告が新たに出された地域もありました

そんな中「花山村塾」の会長の息子さんの結婚式が予定どうり行われました

私達も2次会から参加

地震以来テレビに映る姿でお互いの無事を確認しあっていた仲間達との涙の再会

こんな大変な状況だからこそ新たな人生のスタートを切った2人のことを自分のことのように喜び合う人達にこの花山の絆の強さを再認識させられました

新婦のMちゃんは花山の人と自然(勿論新郎が1番だけど)に惚れこんで都会から
やってきた・・・本当にきらきら輝いた素敵なひとでした

雨の2次災害も今のところありません「雨降って地固まる」
お二人もこの災害を乗り切りきっといい夫婦になるでしょう


いつもの光景

2008年06月27日 | 山里の暮らし
手伝いに来ていたTクンたちが昨日帰り今日は久しぶりに私達2人だけで過ごしています

扶養家族たちも今まで甘える時間がなかったので朝からずっとストーカー状態です

いつもの光景のなかやはり余震は続いています

これを書いている今もグラグラときます

私にくっついていた猫たちも蜘蛛の子を散らすように逃げていきます

いつやむのでしょうこの余震は・・・

そんな中花山村塾の長老の息子さんが予定どうりあさって結婚式をあげると耳にしました

自宅は1番被害の多い地域で避難所暮らしですがそれでも結婚式をやめなかった決断に拍手

お嫁さんは4月からこちらに来ていたので勿論被災しました
それでも帰らず両親を支えているそうです・・・

写真は煉瓦を撤去した窯場です


やはり来ました

2008年06月26日 | 山里の暮らし
地震から10日が経ちもう余震はないだろうと思っていた矢先

やはり来ました

また流しの前にいた私は食器棚の扉のガラスの異常な音にあの14日の揺れを思い出してしましました

夜中も2度ほど飛び起きるほど大きいのがありましたが・・・

「1回目のときはグーグー寝てたよ」と夫に指摘されました

河北新報に掲載されお見舞いのお客様が多く私も少し疲れてきたのでしょうか

それでも皆さんの顔を見て気持ちだけは元気でいます

手伝いに来ているT夫婦は夫婦漫才のような2人なので笑いが絶えません




余震がおさまってきました

2008年06月25日 | 山里の暮らし
昼間3回ほど揺れましたが昨晩は余震が無くゆっくりと眠ることが出来ました

余震がないとここ数日押入れで寝ていた海とルナが私達の所にやってきて以前のように布団の上や中には入り込んできました

彼らが押入れに入ったら余震が来る可能性があると予測できるという事ですね!

昨日は窯場に小型の重機が入り土をけずってもらいいよいよ新しい窯を築くスタートとなります

今回手伝いに来ている友人は九州の窯つくりの専門家にもついた人なので心強いです

夫も体がきつくなってきているので無理ないスケジュールでと考えています

順調に行けば10月頃には窯が焚けるかな~?

元気な顔

2008年06月23日 | 山里の暮らし
昨夜このブログからリンクしている花山村塾のI夫妻が訪ねてくれた
2人は現在避難所生活だけれど夜だけ知り合いの使っていない家に寝泊りができるようになり夜はいくらかゆっくり休めるようになったとのこと

それでもこの1週間でかなりのストレスを溜め込んでいたが昨夜久しぶりにゆっくりと語り合い徐々に元気な顔を見せてくれた

週末に蕎麦やを開いている人なのでこれからのR398の復旧また観光客離れを考えると本当に不安だらけなはず

「こうなったら出張蕎麦屋でもやるかね!」と言うIさんの一言から一緒にいた一関の知り合いが
「それならいつでも人集めるよ!」と強力なバックアップの言葉

もしこのブログを御覧になっていてこんな形で協力してくださる方がいましたらどうぞコメントを送って下さいね(コメント内容は非公開とします)


そんな訳でIさんますます元気な顔に戻って帰っていきました

行政の対応をただ待っているだけでなく友達のネットワークの中でできること
ひとつ見つけられたようでうれしい夜でした!

1週間

2008年06月22日 | 山里の暮らし
1週間が過ぎ周りのことがよく見えるようになり被害の大きさ、これからの2次災害のことなど問題が多くて何をしていいのやら考え始めると仕事の手が止まってしまいます

今日は「花山村塾」の若者が窯の撤去作業に駆けつけてきています

明日からは栃木から2人陶芸家が駆けつけてくれます

本当にありがたいことです!

扶養家族の海とルナも余震が少なくなってきたので犬猫病院から連れ帰りました

「また、大変だったらいつでも連れてきなさい」と病院のお泊り料金もとらずかえってお見舞金までいただいてしまいました
本当にうちの先生は獣医の「あかひげ」先生です!!






これから・・・

2008年06月21日 | 焼物屋の仕事
今日は夫が消防団の召集がかかり出かけております

我家は窯の再建が出来れば生活も元通りになります

でも多くの山間部の人達はこれからの2次災害、いつ戻れるかわからない状況に不安を募らせています

実は私達と一緒に「村そばまつり」を成功させた村塾のメンバーもその中にたくさんいます

皆元気ではいますが彼らのこれからのことを考えると胸が締め付けられます

窯を再建すると同時に仲間のために私達でなにが出来るかと夫と話しています

6・14 8:43

2008年06月21日 | 山里の暮らし
1週間前のこの時間私はちょっと肌寒いのでストーブに火を入れようとした

丸めた新聞紙に火をつけストーブに入れ流しの前たった瞬間

「ズド~ン」と言う音と共にガタガタと家中が揺れ始め靴も履かずに庭に飛び出した・・・私が飛び出した後ろからザザッ~と食器棚から食器が飛び出した。間一髪のタイミング

その時夫は大物の花生を窯の前で作成中

下から突き上げるような衝撃を感じこれはまずいと窯場から庭に飛び出した

我家は庭に電線等が無く倒れるものも落ちてくるものも無いので地震が来たら日ごろから庭の真ん中に出るようにしていた

2人立っているのもままならづ恐怖からしがみつくように抱き合っていた

少し収まった時「アッ~~猫たちが~~!!」家に戻ろうとする私を夫がまだダメだ!!と静止

するとその瞬間また大きく揺れだした!!

揺れが収まり恐る恐る部屋に入るとストーブに火を入れたことを思い出し見ると煙突が落ち90Kgもある本体は20センチほど前にせり出していた

扉もスッカリ開いて見ると火をつけたはずの新聞紙の火が消えていた
いつも一発でストーブを燃やすことの出来ないぶきっちょな私・・・今回はそれで救われました

もしもストーブがガンガン燃えていたら・・・
夫が窯の煉瓦の下敷きになっていたら・・・

1週間たち少し冷静になったら私達は本当に守られたな~と感じています


会いたい・・・

2008年06月21日 | 扶養家族
地震発生から余震におびえヘリコプターの大きな音におびえていた海とルナ

犬猫病院の先生のご好意に甘え17日から預けています

電話で様子を聞いてみたら来たばかりの2日間はガンガン寝ていたとか・・・ずっと眠れなかったものね~~!

今は病院や先生達にすっかり慣れ「遊んで~遊んで~」のおねだり猫になっているそうです

そろそろ迎えに行きますと話したところ余震やヘリの音が続いているならまだ預けていた方がいいよと言われてしまいました

「でもそろそろ顔見せないと病院の猫になっちゃうかもよ・・・」

と脅かされたので会いにいってきま~す!!

外猫の花、我家のお局様のトトは元気でおります・・・ご安心を!