業務&ITコンサルタントのひとり言

コンサルティング活動を通じて感じることを勝手気ままに記載

壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:岸田首相が言う「外国人との共生!?」

2023年08月27日 10時10分03秒 | 社会全般
少し前の記事だが、7月23日の日経新聞に、「首相、外国人と共生推進」という見出しの記事があった。本来であれば、「耳を疑う様な発言」と言いたい所だが、戦後最悪とも言われる首相の発言である。別の意味で納得してしまった。岸田を批判するには、自分の語彙が全く足らない。理念や哲学が無いだけでなく、国家観が無い首相の言葉に全く共感は出来ない。

”外国人との共生推進”は一見悪い事ではない様に聞こえる。しかし現状を考えるとこれは頭の中がお花畑の人の考えであり、国家観が無い人の意見である。そして国家観が無い経営者の発想でもある。

企業の経営者は安い賃金で従業員を雇いたく、その為に海外からの労働者を積極的に受入れ、そしてその為の圧力を政府に掛けてきた。そしてその言い訳として、人材が足りないと言ってきたのだが、人材が足りないのでは無く、安い賃金で働いてくれる人が居ないだけである。その為、外国人を行け入れ続けてきた事を、国民は知る必要がある。

そもそも、日本の多くのビジネスは、安い賃金を前提としており、その為にも安い賃金で働いてくれる優秀な人材が必要なのである。しかしココで言っている”優秀な人材”は、言われた事はある程度そつなく熟せる、真面目な人材であり、別な言い方をすれば、大変優秀な奴隷労働者である。

しかし一方で、本当に優秀な人材も不足している事は事実である。自分で判断し行動し、積極的に活動できる人、そして複数の言語を話せる人材となると、日本人の中では大変少ない。今までの学校教育がこの様な社会が必要としている人材を育ててこなかった事が問題であるが、残念ながらこれが現状である。本来行う事は、教育の改革であるが、岸田は”外国人との共生推進”と言う発言しか出来ない愚か者である。

今、日本で働いている東南アジア出身の外国人は、3カ国語以上を喋れる人が多く、ヤル気がある。彼等には、残念ながら日本人が持っていないモノを多く持っている。そうなると、このままでは、多くの日本人は便利な労働者として使われ続け、トップマネジメントは外国人に入れ替わってしまうであろう。その危機感を、我々国民は持つ必要がある。
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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:中山真珠県議と日大の問題

2023年08月20日 08時30分27秒 | 社会全般
 中山真珠県議の無免許問題がマスメディアを賑わしていたのでこの問題についてコメントしようと考えていたら、マスメディアの注目は日大アメフト部の薬物問題に取って代わってしまった。両方共、類似のマスメディアの問題が潜んでいるので、一緒に考えて行きたい。

先ずは中山真珠県議の件だが、勿論、免許更新を忘れた本人が悪く、そして免許を失効している時に自動車を運転していた事は悪い決まっている。しかしここで指摘したい問題点はそれでなく、マスメディアの対応である。

この様な問題が発生した時マスメディアの対応は、何時も「鬼の首を取った」様な対応である。そして、自分には優しいが、他人には厳しい対応である。それから、全国に流すレベルの問題なのかも考える必要がある。そしてもう一つの大きな問題は、議員としての活動の評価・報道はゼロである。

日大アメフト部の問題も似た様なマスメディアの対応である。問題の根本は、薬物が若者の間で広まっている事なのだが、その報道は殆どなく、日大の対応に焦点が行っている。理事達の発言の揚げ足取りばかりを行っており、これも「鬼の首を取った」様な対応である。誠に情けない。

報道する側もある程度自分の襟を正す必要があるのだが、自分の事は棚に上げ、他人の挙げ足取りに汗水流しているマスメディアには何の価値もない。単なる三流雑誌や新聞でしかない。勿論TVもそうである。

日本には、一流や二流と言えるマスメディアが殆どなく、三流以下のマスメディアしか無い事に、憤りを感じる
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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:”のっぽさん”の記事

2023年08月15日 13時09分08秒 | 社会全般
先日、NHKの教育テレビで有名になった”のっぽさん”に関する記事が載っていた。毎年、この時期になると戦争関連の報道が増えるのだが、その関連での記事であった。その内容は、次の通りである。

終戦後、軍国主義教育だった学校の雰囲気が一変したのを感じたという。「先生が『民主主義っていいもんだな』なんて言うんです。つい最近までは『死して護国の盾になれ』と教えていたのに、よく恥ずかしげもなく口にできるなって思うと、もうムカムカしてね」...と。

この記事を読んでの感じ方は人それぞれであろう。特にこの様な記事を8月15日に向けて掲載するマスメディアは、殆どが反戦のメッセージであり、先生も含めた権力者(?)に対する批判である。

しかし、この記事で本来感じるべき事はそれではない。日本人には元来理念や哲学がなく、簡単に世間や社会の流れに流されてしまう。そして、戦前・戦中は殆どの国民が戦争に賛成で、戦果に一喜一憂していたのだが、終戦後に手のひらを返した様な言動をしている。

戦中、アメリカ軍の捕虜になった日本兵にシャワーを浴びさせ飯を食べさせたら、ベラベラと何でも喋ったと言う。この日本兵には理念や哲学を持ち合わせておらず、のっぽさんの記事の先生と同じである。

我々日本人は、戦争を反省するのではなく、自分達のこの様な行動、そして理念・哲学がない事を知る事である。そして、この事を知った上で、どの様な行動を取るのか、個人が考える事である。戦争反対を訴えても、何の進歩はない。
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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:高度労働者の確保(2)

2023年08月13日 10時24分19秒 | 社会全般
昨日からの続きてある。
②外国語が堪能な人材:
これは簡単に解決できる問題ではない。日本は島国で外国との接触が数千年に渡って少なかった事もあり、外国語を習得する事は苦手の様である。しかし、言い訳を言っても仕方が無い。

これを解決する方法として、先ずは受験の為の英語は即刻中止すべきであろう。英語のテストでそれなりの点数を取っていても、会話が出来ない社会人はゴロゴロいる。それで受験の為ではなく、本当に会話出来る様になる為の英語の教育に力を注ぐ必要がある。特に文系出身者は外国語を喋れなくては、優位な就職活動が出来ない様な環境を作る事である。

そしてもう一つ大事な事として、第二、そして第三の外国語を勉強する機会を高校辺りから提供する事である。いま世界で活躍している人材は、2か国語ではなく、3か国語を話せる。EUの人達の多くは3~4か国語を話せる人は多いし、日本に居る外国人、特に東南アジア諸国の人材はそうである。会社としては、この様な人材に頼ってしまいたくなる気持ちは良く分かる。

③臨機応変に、自分で考えて行動できる人材:
これが一番難しい課題である。今の日本人には、自分で考えて臨機応変に対応する人材が極端に少なくなってきている。常に誰かの指示を待ち、顔色を伺いながら行動する人が大変多い。

これを解決するためには、学校教育の改革も大事であるが、家庭教育の改革も大事である。特に、今の子供達、そして段階ジュニア世代以下の大人も、子共の頃に親の顔色を伺いながら育ってきていないだろうか?そして、親が子共の必要以上に干渉し、自由な行動や発想を奪ってこなかっただろうか?

この辺りの考え方も、振り返って見直す必要がある。それらの事を、今月末に出版する本に記載している。
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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:高度労働者の確保(1)

2023年08月12日 11時47分09秒 | 社会全般
 日本の社会(企業)では、高度な技術を持っている人材を海外に求めている。その理由は、日本の大学が、日本の企業が必要とする人材を供給していない事にあり、その為日本の企業は海外からその様な人材を求めている。

 具体的には、今日本の企業が求めている人材は、主に次であろう。
①高度な教育を受けた技術者
②外国語が堪能な人材
③臨機応変に、自分で考えて行動できる人材

①高度な教育を受けた技術者:
この課題への対応は至って単純である。理工系の学部及び定員を増やす事である。先週も述べたが、国立大学での理工系の割合は4割程度で悪くない比率である。そして問題は私立大学にあり、私立大学の理工系の割合が2割を切っている事に問題がある。

私立の大学では、人文や社会系の学部が多すぎ、これを是正する事が急務である。特に論理的思考力に問題がある社会人が多く居るとも言われており、この是正は必須である。そして世界的に見ても工業が弱い国は潤っていない。そのためにも、国を挙げて理工系の教育に力を入れる必要がある。
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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:富士山登山の問題

2023年08月11日 09時08分44秒 | 社会全般
7月30日のTVタックルで、富士山登山の問題点を議論していた。全部は見なかったが、特に外国人による軽装での登山と、弾丸登山の問題点にフォーカスを当てていた。

そして今日の11日朝のTV番組でも富士山登山の問題点を放送していた。その中で、登山道で寝袋に入って寝ている人が映し出されていた。そして管理者と思われる人が「ここは登山道なので、出来るだけ早く移動してください」の様な事を言っていたが、本来伝える言葉は「今すぐ撤収せよ」であり、毅然とした態度である。

そもそも富士山登山に関して、多くの人が今まで問題点を指摘している。それらの中で主なモノは次の様な内容であり、解決策も至って簡単である。
・有償化(入山料)  → 1000円程度では安すぎるので、5千円から1万円程度にし、登山口にゲートを設ける。そして日本人と外国人とでは料金を別にすべきである。
・軽装での登山 → 雨具、防寒着、そしてヘッドライトの所持は必須とし、場合によっては登山靴の着用も必須とする。これは、登山口にゲートを設ける事で、確認できる。また、登山道の途中にチェックポイントの様な場所を設置し、そこでも確認する。ゲートをすり抜けて来た登山者が見つかった場合は、即刻罰金(入山料の倍)を支払わせ、下山させるベキである。
・宿泊予約 → これは入山料とセットにする方法もある。但し、山ではテント泊を通常している人間としては、富士山の山小屋で泊まりたいとは思わない。その理由は人が密集しすぎている事と、夕食がお粗末だからである。それで、入山者を制限する事等で、この辺りを是非改善して頂きたい。

この様な単純な事も決められない我々日本人。何とかしなくてはならない。その事を、今月末に出版する本に記載している。

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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:大学&入試改革

2023年08月06日 11時06分29秒 | 社会全般
 先日の日程新聞に載っていた情報によると、国立大学では、約4割が理工学系で、2割程度が人文・社会科学系である一方で、私立では理工学系が2割未満で、人文・社会科学系が5割を超えている。ここに日本の大学の問題点が潜んでいる。

 昨今、理工学系を増やす動きが表れているが、それをもっと推し進めると同時に、高校側も改革する必要がある。高校の進学校では、高校2年生から理系と文系に別れ、大体2~3割程度が理系に進級する。しかし、大学の付属校の場合、理系に進んだ生徒が全員、理系に進める訳ではない。ここに大きな問題がある。

 そもそも、大學の理系の定員が少ないために、高校の理系も絞っている訳であるが、この大学の理工学系を増やすのと同時に、高校の理系・文系の振り分けを見直す必要がある。そしてもっとそもそもそして、何故理系と文系に分けるのかも、見直す必要がある。

 そもそも、高校2年で理系と文系に強制的に分ける事自体が問題である。特に、理系と文系の中間に居る様な学生、そして理系の文系の中間にある様な学部に行った方が良い学生にとって、高校2年での文系・理系の選択は酷である。例えば、コンピュータ関連の様に、理系の文系の中間な様な学問もある。勿論、コンピュータも幅広く、コンピュータを設計する様な人は、理系の分野に入るだろうが、プログラマーは半分文系でも対応できる。なのに、学校によっては理系に属し、学生にとっては高いハードルになっている。これ以外にも、ニッチな領域で文系と理系の中間に位置する様な学部・学問が沢山ある。

 そして大学に入ってから転部が出来ない事も問題である。一部の高校生は、自分は医者になりたいとか技術者になりたいとかの目標を持っている学生もいるが、大多数の学生はに取って、高校の時に、自分が進みたい方向を固める事は決して簡単な事ではない。

 この辺りの大学入試の在り方、入学後の転部の融通性、そして高校での文系・理系の分け方について、見直す時に来ているのではないだろうか。
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