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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:6月10日の日経「小6・中3 夏の22泊合宿」の問題点

2025年07月05日 13時09分39秒 | 社会全般
6月10日の日経に「小6・中3 夏の22泊合宿」と云う記事があった。中学及び高校受験生に対する夏合宿は随分前からあったが、今までの倍の22泊を企画しているとの事である。これを企画している企業及び利用する親は、何が子供に取って良い事なのか考えて欲しい、

この記事では、22泊の間、毎日12時間もの勉強時間を確保するとの事である。正気の沙汰ではない。

高校受験は多少は理解できるが、中学受験は全く共感できない。今まで何回か述べているが、小学生の子供にとって一番大事な事は遊ぶ事である。子供は遊びを通じて色々な事を学ぶ。遊ぶ事に知恵を働き、仲間とコミュニケーションを取り、そして見知らぬ経験を積み重ねる。この場合、遊び場所は主に外であり、自然相手である必要があり、五感を使って遊ぶ事が大変大事である。

自分が子供の頃は、野球(ソフトボール)、凧揚げ、缶蹴り、鬼ごっこ(駒を使って)、駒回し、メンコ、そして基地を作った遊びなど、毎日遊ぶ事しか考えていなかった。貪欲に、そして本気で遊んだ事が、社会人となった今でも生きていると思っている。仕事も本気で取り組み、そして楽しんでいる。

子供に必要な合宿は、アメリカの様なサマーキャンプであろう。1週間から3週間程度、自然に囲まれた場所でキャンプを行う。親元から離れる事で、自立を促す事ができる。サマーキャンプに参加した後は、親は子供の成長を実感できるだろう。これが本来、日本の親も考えるベキ事であり、22日間のもの間、毎日12時間も勉強する事で得られる事は少ない。

子供の頃に自然相手に遊びまわった人間と、受験勉強していた人間とで、大人になってからの違いを分析した統計情報は何処にもない。しかし社会で活躍している人達の子供の頃の事を見聞きすると、殆どの人が遊び回っていた様だ。(個人的な印象ではあるが...)。もう一度言いたい。子供の仕事は遊ぶ事であり、学校以外の場所で勉強する事ではないと...。

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