業務&ITコンサルタントのひとり言

コンサルティング活動を通じて感じることを勝手気ままに記載

壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:高度労働者の確保(2)

2023年08月13日 10時24分19秒 | 社会全般
昨日からの続きてある。
②外国語が堪能な人材:
これは簡単に解決できる問題ではない。日本は島国で外国との接触が数千年に渡って少なかった事もあり、外国語を習得する事は苦手の様である。しかし、言い訳を言っても仕方が無い。

これを解決する方法として、先ずは受験の為の英語は即刻中止すべきであろう。英語のテストでそれなりの点数を取っていても、会話が出来ない社会人はゴロゴロいる。それで受験の為ではなく、本当に会話出来る様になる為の英語の教育に力を注ぐ必要がある。特に文系出身者は外国語を喋れなくては、優位な就職活動が出来ない様な環境を作る事である。

そしてもう一つ大事な事として、第二、そして第三の外国語を勉強する機会を高校辺りから提供する事である。いま世界で活躍している人材は、2か国語ではなく、3か国語を話せる。EUの人達の多くは3~4か国語を話せる人は多いし、日本に居る外国人、特に東南アジア諸国の人材はそうである。会社としては、この様な人材に頼ってしまいたくなる気持ちは良く分かる。

③臨機応変に、自分で考えて行動できる人材:
これが一番難しい課題である。今の日本人には、自分で考えて臨機応変に対応する人材が極端に少なくなってきている。常に誰かの指示を待ち、顔色を伺いながら行動する人が大変多い。

これを解決するためには、学校教育の改革も大事であるが、家庭教育の改革も大事である。特に、今の子供達、そして段階ジュニア世代以下の大人も、子共の頃に親の顔色を伺いながら育ってきていないだろうか?そして、親が子共の必要以上に干渉し、自由な行動や発想を奪ってこなかっただろうか?

この辺りの考え方も、振り返って見直す必要がある。それらの事を、今月末に出版する本に記載している。
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