9月2日の日経に、『洋上風力 どう伸ばす』と云うタイトルのコラムがあった。再生エネルギーやカーボンニュートラルを訴える人達の殆どは、バランス感覚が欠如した人達であろう。そしてコラムを書いている3名共、推進派のみで構成されている様である。
”カーボンニュートラル”を実現する方法は大きく分けて2通りあるが、常にその中の一つしか語られていない。その2つとは、①二酸化炭素を吸収する森林の増加、②二酸化炭素の排出の削減、なのだが、①の方の議論や方策が殆どなされておらず、バランスが崩れている。
また②について少し細かく分類すると、さらに2つに分類できるのだが、(②ー1)電力やガソリン等のエネルギーの供給としての石油や石炭の消費の削減と、(②ー2)プラスチックなどの石油を原料とした製品の削減があるのだが、この②ー2の方は殆ど議論されていない。あのアホな元大臣がレジ袋の削減を訴えた以外では…。石油を原料とした製品の殆どは最終的には燃やされ、その結果二酸化炭素を排出しているのだが、それを減らす事はリサイクル以外では殆ど語られていない。しかしプラスチック製品をリサイクルする際に大量のエネルギーを消費しており、無意味の様に感じられる。しかしながら、ガソリンや石炭の使用を減らす様に、プラスチック製品の使用を減らす方向に向かわないのは大変不思議である。
二酸化炭素の濃度の変化は、2000年前後までは緩やかな上昇だったが、2000年頃からの上昇率は高くなってきている。そして1990年代頃から、赤道近辺の森林の伐採が問題視された時期でもある。科学的な証明は簡単ではないが、森林の大量伐採と二酸化炭素の増加に関係性があるとの仮説を立てる事は、十分可能であろう。そうでであれば、森林の伐採を止め、森林を増やす事も大変重要な事である。しかしカーボンニュートラルを訴える人達は、これについて語る事は無い。少なくとも聞いた事は殆どない。
そして殆どの再生エネルギーを設置する際、自然を破壊しているのだが、その問題点も殆ど語られる事はない。これもバランス感覚が欠如している点である。
最後に風力発電そのモノの問題点を指摘したい。風力発電は、風車が回る時に低周波を出す為、人体に悪い影響を与える。その為、人が住む所の近くでは、風力発電を作れなくなっている。その結果、風力発電は洋上に追い出されているのだが、その低周波が魚などの海産物にどう影響するのかについて、十分な調査が行われていない。
また、洋上風力を建設する際の”パイル打設音”によって、魚の内臓に血腫、内出血等の障害が発生するとの報告もある。その様な状況下で、洋上風力発電を推進する事は如何なモノだろうか?
この様に、洋上発電についてはここでは書ききれない程の問題点がある。その一部を自分の著書にも書いているので、是非読んで頂きたい。
”カーボンニュートラル”を実現する方法は大きく分けて2通りあるが、常にその中の一つしか語られていない。その2つとは、①二酸化炭素を吸収する森林の増加、②二酸化炭素の排出の削減、なのだが、①の方の議論や方策が殆どなされておらず、バランスが崩れている。
また②について少し細かく分類すると、さらに2つに分類できるのだが、(②ー1)電力やガソリン等のエネルギーの供給としての石油や石炭の消費の削減と、(②ー2)プラスチックなどの石油を原料とした製品の削減があるのだが、この②ー2の方は殆ど議論されていない。あのアホな元大臣がレジ袋の削減を訴えた以外では…。石油を原料とした製品の殆どは最終的には燃やされ、その結果二酸化炭素を排出しているのだが、それを減らす事はリサイクル以外では殆ど語られていない。しかしプラスチック製品をリサイクルする際に大量のエネルギーを消費しており、無意味の様に感じられる。しかしながら、ガソリンや石炭の使用を減らす様に、プラスチック製品の使用を減らす方向に向かわないのは大変不思議である。
二酸化炭素の濃度の変化は、2000年前後までは緩やかな上昇だったが、2000年頃からの上昇率は高くなってきている。そして1990年代頃から、赤道近辺の森林の伐採が問題視された時期でもある。科学的な証明は簡単ではないが、森林の大量伐採と二酸化炭素の増加に関係性があるとの仮説を立てる事は、十分可能であろう。そうでであれば、森林の伐採を止め、森林を増やす事も大変重要な事である。しかしカーボンニュートラルを訴える人達は、これについて語る事は無い。少なくとも聞いた事は殆どない。
そして殆どの再生エネルギーを設置する際、自然を破壊しているのだが、その問題点も殆ど語られる事はない。これもバランス感覚が欠如している点である。
最後に風力発電そのモノの問題点を指摘したい。風力発電は、風車が回る時に低周波を出す為、人体に悪い影響を与える。その為、人が住む所の近くでは、風力発電を作れなくなっている。その結果、風力発電は洋上に追い出されているのだが、その低周波が魚などの海産物にどう影響するのかについて、十分な調査が行われていない。
また、洋上風力を建設する際の”パイル打設音”によって、魚の内臓に血腫、内出血等の障害が発生するとの報告もある。その様な状況下で、洋上風力発電を推進する事は如何なモノだろうか?
この様に、洋上発電についてはここでは書ききれない程の問題点がある。その一部を自分の著書にも書いているので、是非読んで頂きたい。