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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:”のっぽさん”の記事

2023年08月15日 13時09分08秒 | 社会全般
先日、NHKの教育テレビで有名になった”のっぽさん”に関する記事が載っていた。毎年、この時期になると戦争関連の報道が増えるのだが、その関連での記事であった。その内容は、次の通りである。

終戦後、軍国主義教育だった学校の雰囲気が一変したのを感じたという。「先生が『民主主義っていいもんだな』なんて言うんです。つい最近までは『死して護国の盾になれ』と教えていたのに、よく恥ずかしげもなく口にできるなって思うと、もうムカムカしてね」...と。

この記事を読んでの感じ方は人それぞれであろう。特にこの様な記事を8月15日に向けて掲載するマスメディアは、殆どが反戦のメッセージであり、先生も含めた権力者(?)に対する批判である。

しかし、この記事で本来感じるべき事はそれではない。日本人には元来理念や哲学がなく、簡単に世間や社会の流れに流されてしまう。そして、戦前・戦中は殆どの国民が戦争に賛成で、戦果に一喜一憂していたのだが、終戦後に手のひらを返した様な言動をしている。

戦中、アメリカ軍の捕虜になった日本兵にシャワーを浴びさせ飯を食べさせたら、ベラベラと何でも喋ったと言う。この日本兵には理念や哲学を持ち合わせておらず、のっぽさんの記事の先生と同じである。

我々日本人は、戦争を反省するのではなく、自分達のこの様な行動、そして理念・哲学がない事を知る事である。そして、この事を知った上で、どの様な行動を取るのか、個人が考える事である。戦争反対を訴えても、何の進歩はない。
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