「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

放念で気の薬を (4396話)

2021-04-30 19:04:19 | 老後の日々

 いやはや、今日は久しぶりのゴルフを予定したのだが、仲間の歯科医師の都合がつかず、中止

になってガックリだわ。そうワクチンの接種に歯科医師も駆り出しのようで、その研修だそう

でね。

この一週間ばかりは、ウオーキングを頑張りながら、庭で素振りを、座敷でパターの特訓、クラ

ブと腕を磨いていただけに、ショックだわ。国に応分な補償をして欲しいわ。ハハハハ

朝から家の中でウロウロして。スマホに着信音『翁さん、今日はご一緒にプレーが出来ると思い

ましたのに残念ですね。時間がおありでしょうから、お昼をご一緒しませんこと』いや救いの神

だよ。

どうも、歯科医師の計らいのようでね。娘のような女性とお昼を食べて、カフェで暫しのゴルフ

談義もだわ。医師から食事代を預かってきたそうでね。翁の気持を見透かした気配りだわ。

ハハハハ

  


放念で気の薬を (4395話)

2021-04-29 16:50:15 | 老後の日々

《ないないづくし》この10年来、スーツを着たことが無い、ホテルで食事をしたことが

無い、花の都へも、新幹線に乗ったことも、映画・芝居を見たことも。そう、無い無いだ

わ。ハハハハ

70を過ぎてからは、どっぷりと田舎暮らしで、人混みにまみえることが億劫になったな。

生の半分ほどは都会暮らしで、当時は人気の公団住宅にも住み、そこそこのサラリーマン

生活を。

 今の蟄居暮らしの原点は、戦時中に強制疎開で親の実家に。生まれ育った都会の住まいは京

浜地帯の戦災で焼失を。その国民学校の友人を少なからず戦災で失って。だから生き残りと

言うことだが、赤紙の経験はなかったわ。ハハハハ

政治に見放された山村は、日本らしい原風景を探すのも容易でなく、テレビ番組の《ポツンと

一軒家》が集落のあちこちに。無いものだらけの暮らしになって、野生動物には楽園だわ。

ハハハハ

  

 


放念で気の薬を (4394話)

2021-04-28 17:11:21 | 老後の日々

『やあ、翁さん、おはようさん。いつも頑張ってるね、歩く姿勢が良いわ。山はすっかり緑に

なって、風も爽やか、一年で最も過ごしやすい時期だが、どうもコロナ禍は深刻らしいわな』

『おや、輝さん、久しぶりだね。輝さんの畑を見たら麦が穂を付けて、ジャガイモも育ってき

たね。もうこの耕地では、田圃は姿を消してしまって。若者が畑や山で仕事をする姿もないわ』

『婆さんが頑張って畑を耕して作る人で、しのう(収納)をするのは俺だわ。ハハハハ。小麦

粉は婆さんが手打ちうどんや炭酸饅頭などを作る程度で、今年で畑を止めるそうだわ』

『常  さんがビニールのトンネルでトウモロコシの苗を育てて、作物の作り方も変わって来て。

俺は10坪百姓だよ、ハハハハ。これから何を?、車を乗り出して考えるわ。ハハハハ』

   

 


放念で気の薬を (4393話)

2021-04-27 15:25:57 | 老後の日々

 この季節は、一寸した山道を車で走ると、山フジ、山ツツジ、シャガなどの花が新緑の中

で自己主張をしていて。コロナ禍騒ぎも、山歩きすれば山の賑わいで心の和む時期だわ。

その山歩き、新しい生活様式とかの密集、密接、密閉の回避、換気などには無縁で、マス

クも外して。それらしい高齢者が随分と増えてきて、しばしば出会うが、精神衛生上もよ

ろしかろうな。ハハハハ

来週ははや5月、24節気は「立夏」、風薫る季節で夏の始まりが。《目に青葉山ホトト

ギス初鰹》江戸時代の人々がこの季節に最も好んだものを俳句に。翁はまだ鰹を食べてい

なかったな。ハハハハ

『卯の花の 匂う垣根に 時鳥 早もきなきて 忍び音もらす 夏は来ぬ』明治時代に作ら

れた唱歌、この季節の日本人の美意識が詠み込まれて、若者に歌って欲しいと思うがな。

  

        

         


放念で気の薬を (4392話)

2021-04-26 16:33:49 | 老後の日々

 初夏爛漫?の季節になってきて、今は里山では山ツツジとシャガが見頃で、そんな道を辿りな

がら、翁の遊園地の花植木センターに車を走らせて。花木を物色 しながらのウオーキングだわ。

見る物乞食で、欲しい花木がいろいろとあるが、さすがに、庭には植える余地も 無くなって。

それよりも、明日をも知れぬ我が身に、来年、花を楽しむことが 出来るのかだわ。ハハハハ

 今日は、「箱根つりがねツツジ」「深山カイドウ」「おかめ桜」。植える場所は、花好きだっ

た婆さまの地蔵尊の傍にね。『あら、父さんまた植木を 買ってきたのだね』 ハハハハ。

 食材の買い出しが目的だったから、いつものスーパーストアに回り込んで、ナスとキュウリの

浅漬けを作ろうと思って。どうも食事も作るのが面倒になって、食べることを考え ると疲れて

しまうな。ハハハハ