「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

放念で気の薬を (4371話)

2021-04-05 15:18:39 | 老後の日々

  《♪♪あざやかな みどりよ あかるい みどりよ とりいをつつみ わらやを かくし かおる

かおる 若葉がかおる♪♪》戦時中の唱歌には思えない、平和なそして長閑な原風景が見える歌だわ。

買い物をしながら、しばしばあちゃこちゃ田舎道に紛れ込んで、のんびりと車を走らせるのだが、山

村に住んでいても、四季の移り変わりを追いかけるのは、目の保養に、そして心が和むわ。

 翁はこの季節の山が一年で一番綺麗に見えてね。清々しい空気に満ちあふれているからだが、時に大

陸からの強い西風が、中国の黄土地帯の黄砂を巻き上げて関東にも砂霞だわ。

4月になると可憐な野草、この辺りでは、カタクリやレンゲ、サクラソウ、スミレ などは見られるが、

『シュンランやイチリンソウは絶えたわ』は友人。もう野草に興味のある人も僅かしかいないがな。