「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

放念で気の薬を (4367話)

2021-04-01 15:11:07 | 老後の日々

 先日、翁がアトリエ(廊下の隅)で油絵を塗ったくっていたところに、民生委員の叔母ちゃまが

例月の見守りにきてね。『わあ、油絵を描かれるのですね。今度風景画を戴けませんか、それな

りのお金も・・・』とだわ。

油絵の善し悪しを分かってかどうかは知らないが、翁を恥さらしにさせられては成仏がな。でも、

翁はタイプな女性には弱くてね。何となく返事をしてしまったよ。ハハハハ

『号』1万円としてとして皮算用を。それよりもモチーフが問題だわ。 先日、一寸ばかり近くの

河原でスケッチを。でもテーマが決まらないわ。いつも描くのは「無題」だからな。ハハハハ

翁の集大成、考えた末にテーマは「うららうららな川瀬の光」だわ。川辺の雑草も春の息吹を、流

れに映えるやわらかな光り。問題はそれをキャンバスにどう表現をだわ。ハハハハ