「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

放念で気の薬を (4394話)

2021-04-28 17:11:21 | 老後の日々

『やあ、翁さん、おはようさん。いつも頑張ってるね、歩く姿勢が良いわ。山はすっかり緑に

なって、風も爽やか、一年で最も過ごしやすい時期だが、どうもコロナ禍は深刻らしいわな』

『おや、輝さん、久しぶりだね。輝さんの畑を見たら麦が穂を付けて、ジャガイモも育ってき

たね。もうこの耕地では、田圃は姿を消してしまって。若者が畑や山で仕事をする姿もないわ』

『婆さんが頑張って畑を耕して作る人で、しのう(収納)をするのは俺だわ。ハハハハ。小麦

粉は婆さんが手打ちうどんや炭酸饅頭などを作る程度で、今年で畑を止めるそうだわ』

『常  さんがビニールのトンネルでトウモロコシの苗を育てて、作物の作り方も変わって来て。

俺は10坪百姓だよ、ハハハハ。これから何を?、車を乗り出して考えるわ。ハハハハ』

   

 



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