「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

放念で気の薬を (4395話)

2021-04-29 16:50:15 | 老後の日々

《ないないづくし》この10年来、スーツを着たことが無い、ホテルで食事をしたことが

無い、花の都へも、新幹線に乗ったことも、映画・芝居を見たことも。そう、無い無いだ

わ。ハハハハ

70を過ぎてからは、どっぷりと田舎暮らしで、人混みにまみえることが億劫になったな。

生の半分ほどは都会暮らしで、当時は人気の公団住宅にも住み、そこそこのサラリーマン

生活を。

 今の蟄居暮らしの原点は、戦時中に強制疎開で親の実家に。生まれ育った都会の住まいは京

浜地帯の戦災で焼失を。その国民学校の友人を少なからず戦災で失って。だから生き残りと

言うことだが、赤紙の経験はなかったわ。ハハハハ

政治に見放された山村は、日本らしい原風景を探すのも容易でなく、テレビ番組の《ポツンと

一軒家》が集落のあちこちに。無いものだらけの暮らしになって、野生動物には楽園だわ。

ハハハハ