ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

川越・蓮馨寺の花まつりとおびんづる様

2011年05月05日 | 神社仏閣
この3連休、川越は大勢の人で賑わっていました。これは、昨日の大正浪漫夢通りの様子です。



地震の影響で春まつり自体が中止となったため、川越市内は、歩行者天国にはなりませんでした。日光や鎌倉を敬遠した方たちが、「川越なら近場で安全」、とお考えになったのでしょうか、ものすごい人でした。

蓮馨寺(れんけいじ)にお参りに行きました。4月8日は、お釈迦様がお生まれになった日とされていますが、蓮馨寺では、毎年、旧暦の5月初旬に「花まつり」を行っています。今年は、3日に法要が行われたとのこと。呑龍堂の前に、お釈迦様の誕生仏が祀られていました。



お釈迦様の像に、甘茶をかけて、お参りをします。

お釈迦さまは、お生まれになったときに、右手を天に指し、左手を大地に向けて、「「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)とおっしゃったそうです。「人間一人ひとりが宇宙にただ一つしかない命をいただいている尊い存在である」、という意味だそうです。



すぐ近くに、張り子の白い象がいました。



何故、白い象?と思い、ちょっと調べてみました。

「お釈迦様の母は、摩耶夫人と言う。摩耶夫人は、六つの牙を持つ白像が天より降りて右脇より体内に入る夢を見た。バラモンの夢占師に聞くと、インドでは象は聖獣とされているため、まさに吉夢で、世継ぎ誕生の兆しと告げられた。そして、まもなく、懐妊され、右脇の下からお釈迦様がお生まれになった」

それで、白い象さんが、いたのですね。川越出身の彫刻家、橋本次郎さんの作だそうです。

呑龍堂の前には、「おびんずる様」がいらっしゃいます。お釈迦様のお弟子さんの一人です。もし、自分の膝が痛ければ、おびんづる様の膝をなでれば直ると信じて、おびんずる様のお体のあちこちをなでる大勢の方をいつもお見かけします。




蓮馨寺の花まつりにお出かけになりませんか?今度の8日の日曜日(呑龍デー)までやっているそうです。


ユラーナ

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2 コメント

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いやぁ~なんと・・・ (osamu)
2011-05-06 08:28:08
昨日(5日)、僕もその界隈に居たんですよ。
実は、GW中に「旧鶴川座」の内部(楽屋や地下の回り舞台など)が拝見できると聞き、一度も入ったことがなかったので、この機会は逃すまい!と、出かけた次第。
明治期の建物らしく、しっかりできているのか今回の地震にもびくともしなかったとか。
こんな場所(建物)も忘れて欲しくないですね、なんとかもっと整備して川越の名所のひとつにならないものかな。欲を言えば、また芝居小屋としての復活を願うのだけど…。
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あらまぁ (ユラーナ)
2011-05-06 19:48:35
Osamuさま
Osamuさんも鶴川座にいらしたのですか。私も地下の回り舞台装置を見ました。まるで、インディ・ジョーンズの世界みたいでした。
数年前に、舞台として借りていた方がいらっしゃいましたが、なかなか経営的に厳しそうでした。音も外にかなりもれるので、近所の方への配慮も必要なようでした。でも、そのうちに、また、新たな活用方法が出てくるのではないでしょうか。かなりの修復工事は必要になってくるかと思いますが。所有されているのは、蓮馨寺さんと聞いています。
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