そして時の最果てへ・・・

日々の雑感や趣味の歴史についてつらつらと書き並べるブログ

金八先生と夕日

2008-01-10 23:48:01 | 雑感
最近会社の帰りが早くてヨユーです。
゜+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜

今日もビールを飲み本を読みながら「3年B組金八先生」を見てまして、こんな事を思いました。



おかしい・・・

いや、別に脚本に違和感を感じたということではなく、女生徒が見ていた夕焼けのシーンが「科学的に」おかしいと感じました。

だって「点光源」であるはずの夕日が、足元に道のように長く伸びて海に反射してるんですよ!?
(実際のドラマにでてきた夕日ではなく、Googleの画像検索で出てきた夕日の写真を掲載させていただいております)

水面にそのまま(実際は倒立像ですが、円なので関係ありません)円く映るのはずの夕日が細長い道になって見える。それも自分の方向に道を伸ばすような具合に。

文学的に表現すれば「それが明日へと続く道だ!」ということになるかもしれませんが
(´σー`)ホジホジ
目の前の不可解な物理現象に全力で挑むのが21世紀を生きる科学の子
(´_ゝ`)

とりあえず「海」のシーンでしたので、単純に水面が乱反射しているという説。しかしこれだと夕日はいろいろな場所に反射し、道のように指向性のある直線状に伸びることはありません。

光学フィルムの研究者としてモウチョットまともな答えはないか?で考え付いた案がこんな感じ。

海面はいろいろな方向を向いている。その中で太陽の方向を向いている海面は、太陽から入射する光の法線方向成分が強いから反射光強度も強くなる。この理屈によりワレワレに近い海面(すなわち波打ち際)で、ワレワレの目線と太陽の位置を結ぶ地点は明るく輝く。

一方、沖のほう(太陽に近い部分)は入射角が大きい、すなわち「海面に対して水平」に反射した光がワレワレの目に届くこととなる。ここで、海面に対して水平に光が入・反射したほうがフレネル反射が起こりワレワレの目に届く。平たく言うと全反射が起こりやすいのが沖の方ということ。

この二つの理論を組み合わせれば
・波打ち際では強い入射光強度のゆえ夕日の反射光量が強くなる
・沖ではフレネル反射のため強い反射光が観測される
・しかも足元から太陽の方向のみ反射率が高くなる
ため、結果として足元から太陽へ伸びる「道」が目の前に現れた。

・・・どうでしょうか?イマイチ正しいと言い切る自信はありませんが、とりあえず「金八先生」を見てこんな事を考察してしまった自分に乾杯。
(;・д・`´)