北海道網走市で世界一長いちくわ作りに挑戦したというニュースを見た。地元の水産加工業を広く知ってもらおうと青年会議所が企画し、呼びかけに応じた住民などおよそ60人が参加したという。
長さ12メートルの棒に、魚のすり身25キロを均等に巻きつけ、炭火にかけ、11メートル95センチのちくわが完成した。網走市では昨年7月、長さ7メートル56センチのちくわ作りに成功したが、その後、長崎県雲仙市が11メートル15センチのちくわを作り、記録が破られていた。今回の網走市の記録は雲仙市の記録を80センチ上回った。
ニュースは「みごと世界記録を更新した」と伝え、ちくわ作りに参加した子ども達は「網走に世界一ができて嬉しい」などと話したそうだ。網走市の人たちの喜びに水を差すつもりはないが、ちくわのような日本固有の食品の長さを競って、それで「世界一」と言うことになるのだろうか。「ギネスブック」に申請することもないようだから、せいぜい「日本一」ではないか。ご愛嬌と言ってしまえばそれまでなのだが。
栃木県那須町で、観光客や地元の人などが長さが120メートル余りもある「おいなり巻き」作りに挑戦したというニュースもあった。
この催しは、那須町に伝わる9つの尾を持つキツネの伝説にちなんで、毎年、秋祭りにあわせて行われているようで、今年は観光客や地元の家族連れなど380人が参加して、1800枚の油揚げをとぎれないように横一列に並べて、地元でとれたキュウリやインゲン、シイタケなどの具を混ぜた酢飯と牛肉をのせていっせいに巻き上げて、123メートル90センチの「おいなり巻き」が完成した。那須町によるとこれまでの記録を90センチ更新したと言う。
「おいなり巻き」と言うものは食べたことがないが、要するに海苔の代わりに油揚げを使った巻き寿司だろう。このあたりではよく食されるものだから、こういう催しが行われるのか。他にこういうものを作る催しをするところがないようだから、那須町で記録がつくられれば、それで即日本一になるのかも知れない。それにしても123メートル90センチの「おいなり巻き」とはとてつもない長さだ
。
他にも長い食品作りに挑戦するイベントが時折紹介されるが、日本一にしても世界一にしても罪のない行事で、当事者が楽しんでいれば、それはそれでいいことだが、食の豊かな時代ならではの催し、話題だろう。
長さ12メートルの棒に、魚のすり身25キロを均等に巻きつけ、炭火にかけ、11メートル95センチのちくわが完成した。網走市では昨年7月、長さ7メートル56センチのちくわ作りに成功したが、その後、長崎県雲仙市が11メートル15センチのちくわを作り、記録が破られていた。今回の網走市の記録は雲仙市の記録を80センチ上回った。
ニュースは「みごと世界記録を更新した」と伝え、ちくわ作りに参加した子ども達は「網走に世界一ができて嬉しい」などと話したそうだ。網走市の人たちの喜びに水を差すつもりはないが、ちくわのような日本固有の食品の長さを競って、それで「世界一」と言うことになるのだろうか。「ギネスブック」に申請することもないようだから、せいぜい「日本一」ではないか。ご愛嬌と言ってしまえばそれまでなのだが。
栃木県那須町で、観光客や地元の人などが長さが120メートル余りもある「おいなり巻き」作りに挑戦したというニュースもあった。
この催しは、那須町に伝わる9つの尾を持つキツネの伝説にちなんで、毎年、秋祭りにあわせて行われているようで、今年は観光客や地元の家族連れなど380人が参加して、1800枚の油揚げをとぎれないように横一列に並べて、地元でとれたキュウリやインゲン、シイタケなどの具を混ぜた酢飯と牛肉をのせていっせいに巻き上げて、123メートル90センチの「おいなり巻き」が完成した。那須町によるとこれまでの記録を90センチ更新したと言う。
「おいなり巻き」と言うものは食べたことがないが、要するに海苔の代わりに油揚げを使った巻き寿司だろう。このあたりではよく食されるものだから、こういう催しが行われるのか。他にこういうものを作る催しをするところがないようだから、那須町で記録がつくられれば、それで即日本一になるのかも知れない。それにしても123メートル90センチの「おいなり巻き」とはとてつもない長さだ
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他にも長い食品作りに挑戦するイベントが時折紹介されるが、日本一にしても世界一にしても罪のない行事で、当事者が楽しんでいれば、それはそれでいいことだが、食の豊かな時代ならではの催し、話題だろう。