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中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

孫娘とデート

2010-10-01 09:32:15 | 身辺雑記
 久しぶりに一番年長の孫娘と大阪で会って食事をした。12月に21歳になる女子大3年生で、相変わらずの小柄だが、顔つきはそれなりに大人っぽくなっていた。

 初孫だったから生まれたときはとても嬉しかった。女の子はおませなのか、2歳くらいの頃からよくしゃべった。孫達は私を「オジイ」と呼ぶが、これはこの子が言い出したものだ。まだよく口が回らなかった頃に「おじいちゃん」と呼びかけようとして「おじい・・・」の後が続かず、それがいいということになった。近所の公園に連れて行く途中で私の顔を見上げて初めて「オジイ・・・」と言ったときのことが今も忘れられない。今思い出しても可愛いと思う。妻の呼び名は「パッチャン」で、これもこの子が覚束ない口調で「オバアチャン」と言おうとしたのが「パッチャン」になってしまった。妻はこう呼ばれるのをとても気に入っていた。

 久しぶりに会ったのでまず昼食をと言うことで、デパートの上階のレストラン街に行って、これが食べたいと言ったので鰻のひつまぶし(櫃まぶし)を食べた。取り留めのない話をしながら食べたが、ちょうど昼時で店は混んでいたし、騒がしかったので適当に切り上げて、別のビルにあるレストラン街の喫茶店に移った。

 ここで2時間くらい過ごしたが、高校時代の友人とドイツやオーストリアに行ったときの写真を見ながら話を聞いたり、窓から見える大阪市街の遙か向こうの大阪空港(伊丹空港)に時折発着する豆粒のような機影を見て、飛行機の話をした。私と同じように飛行機を見るとしきりに乗りたくなるようだ。

 ここでも総じて取り留めのない会話をしたのだが、何かしら落ち着いた、穏やかな気分になった。「こんなジジイとデートするのじゃなくて、ボーイフレンドはいないのか」と尋ねたら、あっさりと「いない、いない」と言った。授業に追われ、アルバイトに精を出していて、ボーイフレンドどころではないようだ、とかく最近は女子大生の羽目を外した行動が話題になるだけに、さすが我が孫だと何となく安心したのはジジバカなのか。

 大学の企業就職希望の友人達は、もう就活で忙しいらしいが、本人は幼稚園か保育所を希望しているので来年の採用試験まではゆっくりできるようだ。幼い子どもが大好きで、最近行った保育所での実習での幼児の様子を楽しそうに話した。希望が叶えられるようにと思う。

 ウィンドウショッピングをすると言うので適当なところで別れたが、後ろ姿を見送りながら、いくつになってもこの爺に親しんでくれる、ああ、可愛いなあと思ったのは、これもジジバカの極みなのだろう。幸せな気分で過ごした半日だった。