当事者の力

NHKのBS放送でやっている、アメリカのニュースで、
自らPTSDを患いながらも
精神的疾患を持った人の対応を行っている警官の話を見た。

アメリカでは、精神的疾患を抱えた患者さんが警官に撃ち殺される事故が発生しているそうだ。

一例として、双極性障害でパニックを起こしている患者さんのご家族が、助けを求めて警察に連絡を取ったが、やって来た警官に撃ち殺されたニュースが流れた。
警官は、正当な防御をしただけだということで、最初の裁判で罪を問われなかった。
ご家族は提訴したそうだ。

PTSD研究の最先端を行く国のひとつであるアメリカであっても、
専門の教育を受けていない警官では、アメリカだからこそか、ひどい事態になってしまうのだろうか。

そんな中、自らPTSDを抱えた警官が、（どこの署だったか聞き落としたが）署内に専門チームを立ち上げたそうだ。

通報があると二人の警官が普段着で伺う。そして対応していく。

戦地でPTSDを負わされた当事者の警官、
やはり、当事者が立ち上がるのは素晴らしい力になるのだと思った。