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Pieces~私の独り言(HN緑茶猫)

※メンヘラブログにて閲覧注意

ときどき
いろんな気持ちを
勝手に書いてます

トイレで読書

2015-02-17 14:11:18 | 読んだ本メモ
写真:ハンディー/カーネギー・ベスト


お食事中の方は後から読んでください。






うちはトイレに台をひとつ置いてある。
そこには観葉植物(オリヅルラン)が置いてある。旦那が100円均一で気に入って買った招き猫貯金箱もある。
それから、文庫本も数冊置いてある。古本屋に出すことがないような文庫本を置いてある。


最近、すっかりトイレに行くのが怖くなった私だった。
『また倒れたらどうしよう、今度は…』という思いが、どうしても拭いきれない。

ふと、そこに置いたことさえ忘れていた文庫本に目がいった。
文庫本は法華経(上)とカーネギーのセットを置いてあった。

カーネギー(DALE CARNEGIE'S)の文庫本サイズセット(ハンディ)は、一昨年のクリスマスに旦那に頼んで買ってもらったものだ。
「人を動かす」「道はひらける」「名言集」の三冊がセットになっている。

私は「名言集」を無造作に開いてみた。
そこにはシビル・F・パートリッジという人の名言が載っていた。
10項目が書いてあるが、私の目には8番目の項目がまず入ってきた。

D.カーネギー名言集p87~88より

八.今日だけは、一日の計画を立てよう。処理すべき仕事を一時間ごとに書き出そう。予定どおりにはいかないかもしれないが、ともかくやってみよう。
そうすれば、二つの悪癖…拙速(せっそく)と優柔不断と縁が切れるかもしれない。

シビル・F・パートリッジ

おおおっ!と思って感動した。
この項目の前、七もよかった。今日を生き抜く励ましだった。

そして、本をパラパラめくってみて、
改めてよくよく目次を見てみたら、最初の章が
「いかにして自信を得るか」だった。


そう、ここ数ヶ月、
私に去来してきた思いがあった。

『どんなに経験していようと、どんなに言葉を学ぼうと、どんなに役に立ちたいと思っても、
自信がなければ引き込もってしまい何も変わらない。

かつて役に立ちたっていたことでさえも埃をかぶる。
只の役立たずにしか見えないのは当然だ。

心の貧しい連中を相手にするなら、役に立つ人間にならないと、可哀想なあいつらは気付けない。

引き裂かれそうな絶叫を越えてきた人間の、壮絶な人生で学んだことは、
心の貧しい連中からは想像もできない高いレベルのものだからだ。
ならば、レベルの高い者が和光同塵しないとダメだ。
和光同塵、つまり、あいつらのレベルに合わせて、分かりやすく表現してやらねばならぬ。

人の人生を踏みにじってきたヤツラは自覚がない。
自覚がないから再犯する。罪を重ねる。すると、奴等はあの世がひどいことになる。
可哀想じゃないか。

奴等が思う「立派な人間」になってやらなかったら聞く耳を持たないんだろう?
だったら、こちらが学んだ高いレベルの事を伝えるなら、こちらが立派になってやらなかったら聞かないんだろ?


それはそれで一旦おいておくとしても、

自信が欲しい。
ヤツラに破壊された自信が欲しい。
ヤツラに一泡吹かせてやりたいと思うなら、見返した方がいい。

あいつらより立派になって見返した方がいい。
あいつらより幸せになって見返した方がいい。』

そう思っていた。

が、しかし、
思いはあっても動けない。
怖いからだ。

この第一章タイトルは、
動けない私に足りない物のド真ん中を突いたような気がした。
図星だった。

そう、
こうして名言が残っていて、
かつ、本となって世に出て、
かつ、ベストセラーになってるということは、

誰もが怖いのだな、と思った。
私だけじゃないんだ、と。

立派と言われる人達が私と違うのは何だろう?
やったかやらないか、動いたか動かなかったか、
そこだけじゃないのか?と。


そんなことを思っていたら、
失神しないで事を終えることが出来ていた。ホッとした。



続く

読んだ本メモ「子どものトラウマ」

2014-09-20 23:16:32 | 読んだ本メモ
数年前に買ったのに、すっかり読まずに忘れていた本を読んだ。


タイトル;子どものトラウマ
講談社現代新書
著者;西澤哲(にしざわさとる)
発行所;株式会社講談社
1997年10月20日第一刷発行
ISBN4-06-149376-0 C0211


20年くらい前に書かれた本、つまり、私が初めてPTSDになった頃の本だと思う。
当時読んでいたら、どれだけ良かったか。
しかし当時は、自分が虐待に遭った記憶が断片的なフラッシュバックにて、強力な封印が初めて解かれ、激しい嵐でボロボロになっていたから、
まさか自分が被虐待児童だったとは判明していなかった、
『いったいこの画像は何なんだぁぁあ!』と、叫ぶばかりだった。

連日の激しいフラッシュバックに翻弄され、身も心もボロボロだった。ヘトヘトだった。
当時は病名も違うものを付けられていたのだった。
だから、当時、この本に出会っていたとしても、このタイトルからは読みたい気持ちが起きなかっただろう。


そう。
タイトルから想像もつかない、子どものPTSDと虐待を解説した本だった。
大人のPTSD患者の私が読んで、本当によかったと思った。

虐待を受けた子どもの心を守る仕組みと、防御作用の仕方、
大人になってから受けたトラウマと、子どもの頃から受けているトラウマの違い、
そういうものを読んで『ああ、やっぱり私は子どもの時にすでにPTSDになっていたのだな』と納得できた。

ただ、
P156付近にあるEMDR関連の文章は飛ばした。読んでいない。



この本に限らず、この手の本を読むたびに思うことは、
『本を書いている人は理解してくれているんだな、私に起きていることを分かってくれるんだな』ということだ。

その思いは、私の場合は、依存ではなく『治療への希望』につながる。
『なんとかして治りたい人がいることは、すなわち、なんとかして治したいと願う人もいるのだな』という希望だ。

私が今回、PTSDを再発してから、やっとたどり着いた今の病院。
20代で最初にPTSDの激しい解離とフラッシュバックの嵐に叫んでいた頃の、知識がなかった時代の治療者の人たちとは違い、しっかり理解して診てくれている。

あの頃の私が今の先生方に出会っていたなら、もっと早く治療が開始してもらえただろうに。
子供だって産めたかもしれなかった。

ぜひ、治療を受けたい人は、諦めないで探して欲しい。PTSDも、放置したら悪化するからだ。
私自身に、年々、刺激に過敏になって反応が過敏になっていく経験がある。

少なくとも、
患者さんを診るだけでなく、書籍化してくれた著者さんは、
並々ならぬ強い思いがあるからこそ、忙しい中を書籍化した訳だ。
それだけ、患者さんを救いたいと願っている訳だ。

それは、この著者さんだけに限らない。
この手の本が増えたことは、治療をしたいと……何とかして助けたいと願ってくれている先生方が沢山いらっしゃるということだと思う。

周囲に理解者がいなくても、「お前が悪いんだ!」と怒鳴られて深く闇に突き落とされていたとしても、かつての治療者に嫌われていたとしても、福祉関係者に嫌われていても、
諦めないで「治りたいんだ!」と求め続けて欲しい。

「何とかして助けたいんだ!」という熱い思いをもった先生は必ずいる。



自分に起きたことを理解できること、納得できることは、症状の改善につながると思う。

また、このジャンルの本を読んでいきたいし、
もう一度、この本も読みたいと思う。

まだDV関連の本は読めない。
少し読むと発作と強力なブロックが起きてしまう。
もし読むなら、エクスポージャーの時にしたい。

読み始めた本メモ「中庸」

2014-09-01 10:31:52 | 読んだ本メモ
外に置いてある物置小屋、すなわち私の書庫から、古本を出してきた。
売ったりあげたりしようと思った。

古典の本があって、
ふと、読んでみたらハマってしまった本があった。それは「中庸」だった。
第9章以降に、私が探していた「誠について」が書いてあった。
とても面白い。

中庸は、これまで最初の部分しか読んでなかったから、こんなに面白い部分があったなんて知らなかった。


タイトル;大学・中庸(岩波文庫/青222-1)
訳注;金谷治
発行所;岩波書店
2003年10月15日第8刷発行

「理系の人々」を読んだ。

2013-08-16 08:05:34 | 読んだ本メモ
昨日、旦那と買い物に行った。
帰りに本屋に行った。

私は、秋山真之関係の本を通販の古本屋で集めたので、取り立てて新しい本がほしいと思っていなかった。
旦那は目を輝かせながら、バイクのコーナーや、太平洋戦争(第二次世界大戦)のコーナーでしゃがみこんでワクワクしていた。

私は、本屋の中をブラブラ歩いていた。
ふとビジネス系のコミックが並んでいるコーナーに目が行った。

「家に帰ると妻がしんだふりをしている」とかなんとか言う漫画の横に「理系の人々」という漫画を見つけた。

私は『理系の』という単語に目を輝かせた。第1巻目を手に取ってみた。
書いているのはSE(パソコンのシステムエンジニア)さんのようだった。著者は「よしたに」さんと言うそうだ。

開いて読んで大爆笑した(笑)『そうそう!あるある!』と。
他人でなく、自分がやってることが漫画になっていたからだった。

旦那に買ってもらって家で続きを読んだ。旦那も目を輝かせて読んだ。
プログラムの話は分からない部分もあったが、他の部分で大爆笑していた。

私の理系なエピソード。
つい先日も、ほくそ笑んだことがあった。
中学生の姪が遊びに来ている時に、迎え火を炊いた。
火を点けて煙が出た。それを見て私は内心『酸化還元反応……(微笑)』と反応していた。


……私は理系な人々というよりは、工学系だ。私は工学部卒だ。
理学部さんたちとは少しまた異なると思う。

私のイメージでいうと、どちらかと言うと理学部さんは、机の上の数値が中心だと思う。
自動車製造で言えば、自動車の設計図部分だろうか?汚れ仕事のイメージがない。

工学系はと言えば、理論が果たして現実になるかどうかが肝心で、実際に出来るかどうかやってみると。
自動車製造で言えば、組み立てて作り上げる部分だろうか?白衣を着ているよりはツナギを着ているイメージだ。

自動車の設計図はもちろん読めなくてはならないし、そのためにも材質のデータを頭に入れているし、
それに加えて、作るためのプラントも溶接も道具も作業環境も視野に入ってくると。

実際に稼動した時のロスやらプラントにした時のことや原価のことやらが気になる…いや、目が輝く。

物を見ていると、打ち抜いた時の金型のことや、打ち抜いた時の歪みが気になる(笑)
金型からの剥離も気になる。はたまた、はがした後にどう積み上げて、どうフォーク(リフト)で運ぶか気になる。

作業する人が無駄な動きをして疲れてしまうような配置じゃないかどうかなども気になる。

異種の材料がくっついていれば、界面が気になる(笑)。何度で、どんな雰囲気中で、どのくらいの時間ホールドしたのか、冷却方法は?と製造工程を勝手にイメージしてはほくそ笑む。

先日のホームセンターで、ドリルの歯を見た。金ぴか色だけでなく青だったりピンクだったりするドリルの歯があった。
『うっ!たまらない1品だ!どうやったらムラが出ないんだ!素晴らしい!滑りはどのくらいだ!』と、もう、ワクワクしてたまらなかった。

そんな思考回路だからかどうか分からないが、
工場夜景がブームになる前から芸術的な配置に感動する私だった。無駄というかロスのない配置。
それが無意識的に根っこにあるからなのか、無機質なビルの並ぶ姿の街が私の心の故郷になるのだろう。

そういえば、子供の頃。
お客さんが家にやってきた時。

お客さんがドアを開けた外に立っている。
私は「どうぞお入りください」と言った。
お客さんが笑顔で「いえいえ。私はここで結構です。」と言った。
私は「いえ、お入りください。蚊がスゴイんです。」と言った。
お客さんが眉間にシワを寄せた。

いや、私は、
お客さんが蚊に襲われたら可哀想だから言ったのだ。
実家の庭は蚊がハンパない。


ああ、私は、理系な人々だから、
だから誤解される部分があるのか?
親切のつもりで言っても誤解されてしまう事がある。

これからは文系な人々を研究しなければ!

いま欲しいもの

2013-07-03 11:04:44 | 読んだ本メモ
昨日の夜はAmazonでKindleを見ていた。
Kindleペーパーが欲しいと思った。

1台7980円。欲しいカバーは3500円くらい。
うーん。

Kindleで見るなら、山積みの本が減るだろうし、遠出するときに肩が腫れなくて済むだろうし。
……いつも遠出するとき、読めなかった本をまとめて持ち運んでいるので、あまりの重さにバッグが壊れたり肩が激痛を起こす程なのだ。壊したバッグは数知れず。

股関節を骨折してからはキャリーバッグをコロコロするようにしたので、本の重さによるトラブルは少なくなったのだが、
股関節がよくなってきた今、また、本の重さとの格闘(笑)が始まったのだった。

前々からタブレットが欲しかったのは確かだ。
ドコモショップに行く度、待ち時間にタブレットのコーナーの前で唸っている(笑)。

問題は、本体価格がとてつもなく高いこと。
通信費の維持が難しいこと。
これ以上の、毎月の出費は避けたい。

そのため7980円は魅力的だ。
うーん。

ダウンロード書籍の値段を見ると、新品の本を買うよりも安い。
これも魅力的だ。うーん。

レビューを読んでみたら、まだまだ問題点があるようだった。
一番気になったレビューは、欲しい本がなかなかデジタル書籍化されていない、というレビューだった。
まぁこれは数年すれば解決するだろう。

次に気になったレビューは、日本のAmazonでは日本国内のみしか使えないKindle本体を販売してること、海外のAmazonで売ってるKindle本体は、(日本を含む)世界100ヵ国くらいで使える機種もあるそうで。
それから、海外でのアカウントを持ってる人が驚いていたレビューで、日本で販売してるデジタル書籍よりも海外のAmazonで買う方が安いこと。

うーん。でもなぁ。
洋書を読むときは価格の違いに頭に来るかもしれないが、最近は洋書をサボっているので、まぁ、いいか。

それでも、日本で販売してる新品の紙媒体書籍とダウンロード書籍で比べたら、後者の方が安いことは代わりない。

画面もKindleなら読みやすくなってるらしいし、
ドコモタブレットでは画面がピカピカしすぎて読書しにくいかもしれないし。

山積みの本がタブレットに収まっちゃうなら、どれだけ部屋が片付くか。
……でも停電してしまったら、充電むりかな。

うーん。
久々に悩んでる(笑)。

私がお金持ちなら速攻で買っちゃうのになぁ。
今後もブックワームの私は変わらないだろうから、そうしたら、長い目で見れば、新品の本に手を出して出費し続けるなら、ダウンロードの方がトータルで安くなるよなぁ。

あ……図書館通いして、欲しい本をリクエストすれば一番安いか?

うーん。